お墓参りは午後に行っても良い?お墓参りの適切な時間を解説します

公開日 : 2020/7/23

更新日 : 2020/9/10

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お墓参りをする時間帯は、一般的には午前中が良いとされています。しかしお墓が遠方だったり用事があったりすると、午後になってしまったという場合もあるかと思います。そのようなときでもお墓参りをして良いのでしょうか?お墓参りの最適な時間帯を解説します。

公開日 : 2020/7/23

更新日 : 2020/9/10

目次

お墓参りが午前中が良い理由

午前中のお墓参りが良いと言われていますが、その理由はご存知でしょうか。

 

お墓参りはご先祖様へ挨拶をしたり、日ごろの感謝の気持ちを伝えるために行くものです。そのためお墓参りは何かの用事のついでに行ったり、後回しに行ったりするものではなく、最も優先して行くべき事柄と考えられています。

 

また、お墓の清掃も行うため、意外と時間がかかります。ゆっくりと時間をかけて丁寧に作業できるよう、早めの時間に行くことが望ましいとされているのです。

お墓参りをして良い時間帯

お墓参りは午前中が良いとされていても、遠方で午後からしか行けなかったり、午前中は忙しく気が付いたら午後になってしまったなどの場合もあるかと思います。このような場合は午後にお墓参りに行っても良いのでしょうか。

お墓参りは午後でも良い

お墓参りは午前中に行くようにと言われがちですが、お墓参りの時間帯は、厳密にルールが定まっているわけではありません。そのため、午前中ではなく午後になってしまっても、何の問題もありません

 

何よりも大切なのはご先祖様を敬う気持ちです。しっかりとお墓参りができるだけの時間を確保できるのであれば、午後でも問題ありません。

後回しにするのはダメ

お墓参りが午前中が良いとされる理由のひとつとして、他の予定よりも最優先に行くべきという考えからきています。そのため、何かのついでにお墓に寄ったり、別の用事があるから後回しにしたりする行動は、ご先祖様に失礼にあたるので控えましょう。

 

ただし、用事が立て込んでしまい、お墓の清掃ができないような状況もあるかもしれません。そのような場合は、慌ててお墓参りをしてもご先祖様に感謝の気持ちが伝わりません。先に用事を済ませてから、ゆっくりと余裕をもってお墓参りをした方が良さそうです。

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お盆の明けは夕方に

お墓参りは基本的に早めの時間帯が望ましいとされていますが、お盆の時期だけは少し変わります。

 

お盆はご先祖様が帰ってくる時期としてお墓参りをする人が多くなります。このお盆の最終日にはご先祖様をあの世へ見送る「送り火」をしますが、これは夕方が望ましいとされています。

 

ただし、その地域や土地の習わしがある場合もあります。どのタイミングでお墓参りをするのが一般的なのか、あらかじめ確認をしておきましょう。

お墓参りに適さない時間帯

お墓参りは場所によっては24時間いつでも入ることができます。だからといって、好きな時間に自由にお墓参りをしてしまうと、ご先祖様だけでなく近隣の住人にも迷惑をかけてしまうかもしれません。ここではお墓参りをすべきではない時間帯を確認しておきましょう。

夕方以降のお墓参りは避けよう

夕方の17時から19時ごろは「逢魔が時」と言われ、魔物が現れたり不吉なことが起こったりする時間帯とされています。

 

古くから伝わる風習というだけですが、暗くなるとお墓の清掃がしにくくなったり、足元が見えにくくなって転倒などの恐れもあります。山の中にあるお墓だと動物が現れて危険なこともあるかもしれません。

 

お墓参りは意外と時間がかかるため、あっという間に暗くなってしまいます。お盆の送り火など特別な日以外は、夕方以降は避けたほうが良さそうです。

施設の開園時間を守ろう

霊園やお寺は開演時間が決まっている場所が多いため、自由に出入りできないことがあります。早朝や遅い時間になる場合は事前に施設に確認しておきましょう。

お墓参りのタイミング

お墓参りはどの時期に行くべきなのか迷った経験はありませんか?ここからはお墓参りに行くタイミングについて解説します。

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自分の行けるタイミングで問題ない

お墓参りのタイミングはとくに決まっていません。お墓参りはご先祖様に感謝の気持ちを伝えたり近況報告をしたりして、供養をすることが目的です。あまり長い期間をあけず、自分の行ける限りの頻度でお墓参りをした方が、ご先祖様も喜ぶでしょう。

 

また、お墓は長い間手をかけずにいると、雑草が生えてきたり汚れが目立ってきてしまいます。できるだけ頻繁にお墓参りに行く方が、お墓の管理も楽になりご先祖様も気持ちよく過ごすことができます。

お盆や命日にお墓参りをするのが一般的

お墓が家のそばにあればいつでも訪れることができますが、遠方だと頻繁に行くことが難しい場合もありますよね。

 

お墓参りには、多くの方がお盆や命日などの節目で行っています。とくにお盆は夏休みなどの長期休みが重なることから実家に帰省する人も多く、お墓参りのタイミングとしては最も一般的です。

 

お盆はご先祖様が帰ってくる時期とされています。場所が遠かったり忙しかったりして、普段はなかなかお墓参りに行けない方も、お盆だけは訪れるとご先祖様も喜ぶでしょう。

お墓参りでの注意点

お墓参りはなんとなく流れ作業で終わってしまいがちですが、実は気を付けなくてはならない点がいくつかあります。ご先祖様に失礼のないように、次のことに気を付けてお墓参りに臨みましょう。

霊園のルールを守る

霊園は、各施設によってルールが定められている場合があります。ペットを連れて行くことを禁止されていたり、ろうそくの火をつけたままにしてはいけなかったりなど様々です。

 

施設内に張り紙などで注意書きされていることも多いので、そういった張り紙がないか気を付けるようにしましょう。

 

霊園は大勢の家族が集まる場所です。周りに迷惑をかけないように配慮が必要になります。もし自分の子どもや幼い親戚と一緒に行く場合は、霊園がどういった場所なのか、お墓参りの作法も合わせてきちんと教えてあげるようにしましょう。

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服装は普段着でOK

お墓参りの服装で迷うかたもいるかもしれませんが、お葬式とは違いフォーマルな恰好で構える必要はありません。ご先祖様に故人に会いに行く気持ちで、いつも通りの慣れた普段着で問題ないでしょう。

 

お盆などの暑い時期にお墓参りをする場合は、帽子をかぶって熱中症対策も忘れずにしていきましょう。ご先祖様に手を合わせるときに帽子を外せば問題ありません。

 

ただし、お墓周りは砂利や石畳になっていることが多いため、ハイヒールやサンダルなどの歩きにくい靴はおすすめしません。場所によっては山間部で坂道になっていることもありますし、お墓の清掃をする場合は動きにくくなってしまいます。

 

歩きやすく履きなれた靴を履いていくようにしましょう。

お墓参りの持ち物

お墓参りに行く際、何を持って行くべきか悩んだ経験はありませんか?お墓参りは遠方の場合も多く、忘れ物をしてしまっても取りに行けず、周りに迷惑をかけてしまうかもしれません。

 

お墓参りに行くときの持ち物を確認しておきましょう。

お線香

お墓参りで忘れてはならない持ち物のひとつとして「お線香」があげられます。このお線香の香りには、身や心を清める作用があると言われています。ご先祖様と清らかな気持ちで向き合うために、とても大切なものになります。

 

注意点としては、お線香に火をともす際、ライターから直接つけるのではなく、ろくそくからつけるようにします。また、お線香に火をともす際には、火災予防として草木のそばでやらないように気を付けてください。

お花

お供えものとして必要不可欠なのが「お花」です。お花は、ご先祖様に感謝の気持ちを伝える意味が含まれています。日々の生活を見守ってくださるご先祖様に感謝の意を伝えるため、お花を忘れずに持っていくようにしましょう。

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ろうそく

お線香に火をともすために必要なろうそくですが、このろうそくもご先祖様を供養するために大切なアイテムになります。

 

ろうそくはただ火をともすだけではなく、この世とあの世をつなぐ架け橋となる役割があります。また、お線香と同じように心を清めてくれる効果があり、穢れや不浄なものを取り除いてくれます。

 

このろうそくの火を消す際には、決して息を吹きかけて消してはいけません。人間の口から出る息は、穢れや不浄なものであると考えられているためです。

 

ろうそくの火は、手のひらを上から下に素早くおろし、風をおこすことで消すことができます。あまり火の近くでやると火傷の恐れがあるので注意しましょう。

 

手のひらで消すことができない場合は、専用の火を消す道具を使用することで簡単に消すことができます。

生前に好きだったもの

お供えものに何を持って行こうか迷った場合は、生前に好きだった食べ物や飲み物、大切にしていた宝物などをもって行くのがおすすめです。故人との懐かしい思い出が蘇りますし、きっと故人にも喜んでもらえるはずです。

 

しかし、お供えものに食べ物や飲み物をもって行った場合は、そのまま放置するとカラスなどが墓地を荒らしてしまうかもしれません。そうなると自分たちのお墓が汚れるだけでなく、周りにも迷惑をかけてしまいます。

 

お墓参りが終わったらお供えものは必ず持って帰るか、その場で全て食べきるようにしましょう。

 

お墓の掃除をする場合

お墓参りの際は、必ずといっていいほど掃除が必要になります。頻繁にお墓参りをしていたとしても、雨風で水垢ができたり泥や枝がお墓の敷地内に入ったりして汚れてしまうからです。細かい装飾品などがあると細部まで掃除が必要になります。

 

お墓参りの掃除道具としては、ほうき、ぞうきん、ゴミ袋、スポンジ、バケツなどを準備すると良いでしょう。より丁寧に綺麗にする場合は、軍手や歯ブラシを持っていくのがおすすめです。お墓の文字の部分まで綺麗に磨くことができます。

 

お墓を掃除する場合は基本的に水を使いましょう。それ以外はシミや汚れがつく原因になってしまう可能性があります。

お墓の掃除のしかた

掃除の手順としては、最初にお墓の敷地内全体を掃除しましょう。雑草を抜いたり、砂利をほうきではいたりして、ゴミが出たら持ってきたゴミ袋にきちんとまとめます。外柵などは雑巾を使って拭いていきます。

 

敷地内の掃除が終わったら、次に墓石の掃除です。墓石に水をかけて綺麗にします。水垢やコケ、泥などがついている部分を、スポンジや歯ブラシを使って丁寧に落としましょう。最後に墓石を綺麗に拭きあげて終了です。

ご先祖様を最優先に考えることが大切

お墓参りはご先祖様に感謝の気持ちを伝えることが何よりも大切です。たとえ早い時間帯に行くことができなくても、ご先祖様を思う気持ちはきっと伝わります。

 

またお墓参りに訪れた際には、ご先祖様に失礼のないよう、丁寧に掃除をし正しく供養をするように心がけましょう。