知っておいて損は無し!お墓にまつわる費用の抑え方を徹底解説

公開日 : 2020/7/17

更新日 : 2020/9/9

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人によっては、一生お墓にまつわる費用には縁が無いという人もいますが、一方で、お墓を建てたり、維持したり、墓じまいをしたりと言ったことが突然必要となる人もいます。そこで今回は、お墓にまつわる費用の抑え方について詳しく解説します。

公開日 : 2020/7/17

更新日 : 2020/9/9

目次

お墓にまつわる費用

お墓にまつわる費用の項目としてあげられるのは、お墓を建てる際の費用、お墓を維持するための費用、墓じまいをする際の費用です。お墓を建てることと、墓じまいを一生のうちに経験をする人は少なく、多くの人が経験をするのはお墓の維持です。

 

お墓にまつわる費用の抑え方の前に、まずは、お墓にまつわる費用が発生する際にはどのような場合があるのかということから説明をします。

お墓を建てる

お墓にまつわる費用として多くの人が一番に思い浮かぶのは、お墓を建てるときの費用ではないでしょうか。代々と承継しているお墓があるからお墓にまつわる費用は自分には関係が無いと思っている人もいるかもしれません。

 

実際、一生の中でお墓を建てる経験をする人は少ないものです。経験することが少ないことに加えて、お墓を建てる費用について目にする機会も少なく、お墓を建てる際の費用について知らない人が多いです。

 

お墓を建てる費用について目にする機会が少ないのは、平均的な相場でも約100万円から約200万円と言うように費用に幅があるからです。

お墓の維持

多くの人がお墓にまつわる費用として経験をする費用が、お墓の維持にかかる費用です。お墓というものは、建てたら終わりではありません。お墓を建ててからは、維持するための費用が必要です。

 

維持にかかる費用というのは、何にでも言えることですが、建ててみないと不明な部分もあります。なぜなら、立地や環境によって大きく左右するからです。一般的に必要となる維持するための費用は、墓地へ支払う管理料、墓石のメンテナンス費用、お墓参りの費用などがあります。

 

これらの他に、お寺の境内などにある墓地にお墓を建てた場合、檀家としてのお布施なども費用として考えておきましょう。

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墓じまい

墓じまいとは、建っているお墓、つまり墓石を撤去することを言います。お墓が建っていた土地や使用権を手放すことまでを含めて墓じまいという場合もあります。一般的にお墓は、先祖から代々と受け継ぎ承継されています。

 

しかし、子供がいないなどの理由から、お墓を承継することが難しい場合があります。また、就職や転勤、結婚などによって、お墓がある場所から遠い場所で生活をすることとなり、お墓の維持が難しい状態になることも考えられます。

 

このような状況に直面した場合に、墓じまいを行います。

お墓にまつわる費用の抑え方

お墓にまつわる費用にはどのようなものがあるかがおわかりいただけたところで、ここからはそれぞれの費用の抑え方を解説します。

お墓を建てる

お墓を建てる時の費用の抑え方のポイントは5つあります。場所選び、墓石の費用、加工の費用、工事の費用、使用料の5つです。どのポイントも1つ目の場所選びが大きな鍵を握っています。

場所選び

お墓を建てる場所については、法律で定められています。お墓は土地の登記事項で「墓地」と定められた場所にしか建てられません。つまり、庭付きの戸建てに住んでいる人が自分の土地だからと言って「墓地」として定められていない庭にお墓を建ててはいけないということです。

 

そのため、お墓を建てる場所を探す必要があります。場所を探す際には、先々の費用のことも考えて、広さを考慮しましょう。お墓が建てられる最低限の広さの場所を選ぶことは、費用を抑えるポイントです。

 

お墓の文化は古くから存在するため、現行法が整備される前から「みなし墓地」として存在し、墓地として許可を受けている場合もありますが、新規でお墓を建てる場合は都道府県知事の許可が必要です。

墓石の費用

お墓に墓石は欠かせません。その墓石にかかる費用を抑えることを費用の抑え方として一番に思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、多くの人にとって墓石の良し悪しを見極めることは難しいものです。そのような時は、「安くて質の良いものはないか」と石材店に相談をしましょう。

 

アウトレットとして販売されている墓石を検討するのもおすすめです。

加工の費用

墓石は、石材を切断や研磨をして作られています。自由にデザインが可能なデザイン墓石もありますが、宗教によって加工の方法が決められている場合もあり、神道であればトンキ加工と言って、竿石の上部を四角錐に加工をします。和型と呼ばれる馴染みのある形が費用もお手頃です。

 

また、墓石には文字彫刻を施します。文字彫刻には、点刻や石を埋め込んでいくような特殊加工がありますが、一般的な文字彫刻にすると費用を抑えられます。つまり、墓石のデザインにこだわらず、シンプルな加工を選ぶことが費用の抑え方として大切なポイントと言うことです。

工事の費用

まず、お墓を建てる場所を整地する基礎工事の費用が必要です。この費用は、その場所の面積の広さによって変わるため、広いより狭い方が費用を抑えられます。基礎工事が終わると次に必要なのは、墓石を組み立てたりするための費用です。

 

墓石を組み立てる費用は、複雑な構造の墓石よりもシンプルな構造の墓石の方が費用が抑えられます。

使用料

お墓を建てた場所を使用することに対して支払う費用が、使用料です。半永久的に使用する権利に対しての費用は「永代使用料」と呼ばれ、墓地や霊園の経営者に対して支払う費用です。お墓を建てる場所の土地代と考えると分かりやすいでしょう。

 

永代使用料は、指定された区画の広さだけでなく、墓地や霊園の立地や公営か民営かなどによって費用が異なります。

お墓の維持

お墓の維持にかかる費用として、管理料、お墓参りにかかる費用、メンテナンスの費用の3つのポイントに分けて、費用の抑え方を解説します。

管理料

維持費の多くは、管理料のことです。どこにお墓があるのかによって維持するための費用は変わります。裏を返せば、管理料が安い場所にお墓があれば、お墓の維持にかかる費用を抑えられます。

お墓参りにかかる費用

お墓参りに行く時、何も持たずに行くという人は少ないのではないでしょうか。お線香やお供えもの、供花を準備してお墓参りに行けば、それを準備するための費用が必要です。これらのものはいくらぐらいのものを準備すれば良いと言うわけではないので、気持ちを大切にしましょう。

 

また、お墓が遠い場所にある人は、交通費もかかります。少しでも費用を抑えた移動方法を考えると良いでしょう。

メンテナンスの費用

経年によって墓石は少なからず劣化していきます。劣化を防ぐためにも、定期的なメンテナンスはしたいものです。経年の変化だけでなく、地震などの自然災害によって修繕が必要な場合もあります。修繕ではなく、建て替えが必要となる場合もあります。

 

自然災害を避けることは難しいですが、経年による劣化は定期的なメンテナンスを行うことで、大規模な修繕をすることなく良い状態をキープすることが可能です。大規模な修繕の必要がなければ、費用を抑えられます。

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墓じまい

墓じまいをするには、墓石の撤去、新たな納骨先の確保に関する費用が必要です。これら2つの費用の抑え方について解説します。

墓石の撤去費用

墓石を撤去する時、お墓から魂を抜く「閉眼供養」が必要です。閉眼供養は、僧侶に読経をしていただきます。閉眼供養をしたことで、墓石が単なる石と言う扱いになります。その後、解体され撤去されます。

 

一般的に解体や撤去作業は、石材店に依頼をします。これらにかかる費用は、墓地の広さや墓石の大きさ、デザイン、作業のしやすさなどによって変わります。代々と承継されているお墓であれば墓石の撤去費用のことまで考えて建てられていることは少ないはずです。

 

しかし、これから自身でお墓を建てるのであれば、先々の費用の抑え方まで考慮して建てるようにするとよ良いでしょう。

新たな納骨先の費用

墓じまいをする時、それまでそのお墓で供養をしていた遺骨をどうするのかを決めなければなりません。新たな場所にお墓を建てるのであれば、そのための費用が必要になり、永代供養や納骨堂など、お墓を持たない供養に変えるのであれば、そちらとの契約が必要です。

 

もっとも費用が必要になるのは、新たにお墓を建てる場合です。墓じまいをする場合は、時間に余裕をもって、新たな納骨先の費用面を検討することをおすすめします。

故人を想う気持ちが一番

故人にとって終の棲家であるお墓ですが、建てる時も、維持をする時も、処分をする時にも費用が発生します。これらにかかる費用を抑えたいと思う気持ちは決して悪いことではありません。大切なのは、供養をする気持ちです。