WOWAKAさんの葬儀 | 活動や死因、葬儀について

WOWAKAさんが、どういった方なのか詳しくは分からないという方もいるかもしれません。まずはWOWAKAさんについて、どの様な方なのかについて見ていきたいと思います。

WOWAKAさんは1987年11月4日生まれであり鹿児島県出身です。そんな彼は東京大学を卒業しています。大学在学時に『東大音感』というサークルの部長を務めていて、バンドのオリジナル曲を作るために作曲を開始したのです。

2008年12月頃に初音ミクなどのボーカロイドを知りました。そしてlivetuneの『Last Night, Good Night』を聴いたことで、良曲であることと1人で作られた曲であることに衝撃を受けたのです。

それから自身のバンドとは別に、2009年4月よりボーカロイドの初音ミクを用いて音楽の制作を開始しました。『ニコニコ動画』でも楽曲を発表するなどして、『ハチ』名義でボーカロイドクリエイターとして活動をしていました。

ボーカロイドでの音楽プロデューサーとして、"現実逃避P"も名乗っていたのも特徴です。さらに米津玄師さんもWOWAKAさんと親交があり、WOWAKAさんに影響を受けた1人であるとしています。

WOWAKAさんは、2011年に結成された『ヒトリエ』というロックバンドのボーカル・ギターとしても活動していました。『ヒトリエ』は『ひとりアトリエ』が前進となっていて、2014年にメジャーデビューを果たしています。

またバンドとしては、楽曲『ポラリス』がテレビアニメ『BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-』のエンディングテーマとなるなど、タイアップもされています。

WOWAKAさんは若くして亡くなられてしまいましたが、一体いつ何が原因で亡くなったのかについて、見ていきたいと思います。

バンド『ヒトリエ』のボーカルなどで活躍していたWOWAKAさんですが、31歳という若さで2019年4月5日に旅立ちました。その当時は2019年3月からスタートしたヒトリエの全国ツアーを慣行中だったのです。

WOWAKAさんが逝去された翌日にあたる4月6日には京都で、そして7日には岡山でのライブが予定されていたのでした。

WOWAKAさんは突然亡くなられたため、どうして亡くなってしまったのだろうと不思議に思っている方もいると思います。そこで、WOWAKAさんの死因について見ていきたいと思います。

WOWAKAさんが亡くなったのは、急性心不全が原因でした。そして、ニコニコ動画に投稿されていた『裏表ラバーズ』などの動画のコメント欄には、WOWAKAさんへの追悼コメントが相次ぎました。Twitterでも、WOWAKAさんや関係するワードがトレンド入りしています。

それだけ、世間としてはショッキングな出来事であり、注目を集めたということでしょう。

急性心不全は、全身に血流を促しているポンプの役割を果たしてくれている心臓の機能が、急激に低下してしまい激しい呼吸困難あるいはショック症状を引き起こしてしまう病気です。心臓のポンプ機能が弱まってしまい、全身に血流が行き届きにくくなってしまうのです。

そして血色が悪くなってしまうことや、手足が酷く冷えるようになるなどの症状が出ます。それに酸素がしっかりと供給されないことから、普段の生活で少し体を動かしただけでも疲れやすくなるケースもあるでしょう。

急性心不全を引き起こしてしまうのは、日常的にもあり得ないことではありません。急性心不全の原因として、風邪あるいはストレス、過労、そして薬の使用をいきなり中断することなどが特に多く挙げられます。

元から心臓に病気を持っていない場合でも、ストレスなどの要因から心臓に負担となってしまい、働きまでも鈍くなってしまう恐れがあるのです。暴飲暴食も原因に含まれますが、精神的もしくは肉体的なストレスも急性心不全の一因となるでしょう。

アーティストであるWOWAKAさんも、音楽活動の中でストレスや過労などがあったのかもしれません。

次に、WOWAKAさんの葬儀について見ていきましょう。有名人の方ですので、大きな葬儀によって見送られたのではないかと思う方もいると思います。ファンを集めた大々的な葬儀も行われたのでしょうか。

WOWAKAさんの葬儀は、近親者の方のみでしめやかに執り行われました。これは、ご遺族の意向だったということです。近親者のみといっても、バンドメンバーも故人にとり近い存在だと考えられますし、葬儀に参列したとしてもおかしくはないかもしれません。

葬儀には、ヒトリエのメンバーらは参列したのかどうかは不明となっています。

葬儀については、ヒトリエの公式ホームページにおいて訃報と共に発表されています。要するに、WOWAKAさんの訃報が発表された時には葬儀は終わった後であったということです。WOWAKAさんのご家族も、突然のことで驚かれたことでしょう。

葬儀そのものは、家族のみで静かに執り行いたいというご家族の意向があったことが考えられます。

WOWAKAさんの葬儀は近親者の方のみで執り行われたのですが、きちんとファンの方に対しても追悼の場が設けられました。お別れ会や追悼会について迫ってみましょう。どの様な会になったのでしょうか。

ヒトリエは、2019年6月1日にWOWAKAさんのお別れ会として『wowaka追悼 於 新木場STUDIO COAST』を開催しました。開催場所となった新木場STUDIO COASTは、ヒトリエが開催中だったツアーのファイナルが予定されていた会場だったのです。

会場には献花台が設置されて、WOWAKAさんの写真や愛用していたギター等も飾られ、申し込み不要で集まった3,000人の来訪者が、献花をしました。それにヒトリエの写真展も行われ、ファンの方々はWOWAKAさんを悼んだのです。

ファンの方がWOWAKAさんを追悼する場も、きちんと設けられたということです。

お別れ会の後には、午後6時よりSTUDIO COASTのフロアの中で『追悼会』も開催されました。これは、開催されていた全国ツアーでキャンセルとなってしまった8公演のチケットを持っている方を対象として、入場可能としたものでした。

この追悼会の模様はニコニコ生放送でも配信され、全国から2,000人のファンが駆けつけ、会場は満員状態になったといいます。ライブにおいては、WOWAKAさんの生前のヒトリエでのライブ映像が上映されたり、ヒトリエのメンバーによるライブが行われました。

ニコニコ生放送での配信は、4,000人ほどが視聴したとされていて、来場できなかったファンにとってもWOWAKAさんを追悼できる場となったことでしょう。

ボーカル・ギターを失ったヒトリエのメンバーたちは、WOWAKAさんの逝去に際してコメントを残しています。彼らがWOWAKAさんに贈った言葉を見てみましょう。苦楽を共にしてきたメンバーたちは、どの様な言葉を残したのでしょうか。

ベース担当のイガラシさんは、『WOWAKAと出会ってからのことをしっかりと思い出すことができない。けれど自分はこの世で唯一WOWAKAが選んだベーシストだから、WOWAKAが好きだといってくれたベースは止めない』という旨の言葉を残しています。

そして『いつでも聞きにきてよ。明日も上手くなるよ』とも言っています。WOWAKAさんが亡くなった当時は、『正直、何も手につきません』というほどに混乱や動揺をしていたことが分かります。

『ジャズマス(ギターの種類)もう少し借りるね。いつになるか分からないけれど、ちゃんと返すからあっち(天国)で待っていてくれないか』とコメントをしたのは、WOWAKAさんの後を継いでヒトリエでボーカルを務めることになった、シノダさんです。

ギターを貸したりすることもあったのが、窺えるでしょう。

ドラム担当のゆーまおさんは、『WOWAKAが曲を作り、俺たちが楽器を持ち曲が出来上がり、ライブで演奏して音を鳴らしていた時間は本物だった』とコメントしました。また、『これからも頑張る』とも言っています。

この言葉には、今後もヒトリエを守っていくという決意のようなものも感じられるでしょう。

ヒトリエのボーカルやボーカロイドのプロデューサーとして活躍したWOWAKAさんは、31歳という若さで急性心不全のため逝去されました。葬儀自体は近親者のみで執り行われたものの、その後にお別れ会や追悼会も開催されたのです。

WOWAKAさんの才能は惜しむべきであり、突然の逝去に多くの人が驚いたことでしょう。ヒトリエのメンバーたちもきっとバンドを守っていってくれるのではないでしょうか。