大本萌景さんの葬儀 | 16歳で自殺した人気アイドルの死の真相は?

公開日 : 2020/7/15

更新日 : 2020/9/10

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大本萌景(おおもとほのか)さんは愛媛県の人気アイドルグループ「愛の葉Girls」のリーダーを務めていましたが、16歳で自ら命を絶ってしまいました。その死の真相については今でも訴訟で争われています。その萌景さんの最期はどのような様子だったのでしょうか。

公開日 : 2020/7/15

更新日 : 2020/9/10

目次

大本萌景さんのプロフィール

人気アイドルグループのリーダーの座に上り詰めながら、若干16歳で自殺した大本萌景さん。まずは大本さんが所属していた愛の葉Girlsについて知っておきましょう。

地元の愛の葉Girlsのメンバーになった大本萌景さん

大本萌景さんは2001年10月23日に愛媛県松山市で生まれました。萌景さんは幼い頃からアイドルに興味があってオーディションを受けていましたが、中学生だった2015年の7月に愛の葉Girlsのオーディションに合格してメンバーになりました。

 

愛の葉Girlsとは愛媛県松山市を中心に活動しているご当地アイドルグループです。2012年12月3日に『「愛」媛の「葉」っぱ役になりたい!』というフレーズから愛の葉Girlsと名付けられて生まれました。また愛の葉Girlsは農業の魅力を伝えることも目的としています。

 

愛の葉Girlsは「歌って踊って耕す農業発信ガールズユニット」としていて、メンバーは普通のアイドル活動以外に農作業を実際に行い、農業の良さを知ってもらうことを目指しています。

愛の葉Girlsが愛媛県を代表するご当地アイドルグループに

愛の葉Girlsは結成された翌年の2013年に1つ目のシングル「君☆すき」と2つ目のシングル「虹色マジック」をリリースし、1周年イベントも行っています。翌2014年には3つ目のシングル「卒業 / Self Talk」をリリースしました。

 

そして4月にNHKの「恋する地元キャンペーン」で愛媛県代表PRアイドルに選出されました。6月には愛媛のプロ野球球団「愛媛マンダリンパイレーツ」の応援ソング「Self Talk」を4つ目のシングルとしてリリースしています。

 

そして2014年末には5つ目のシングル「NOeL / Song」をリリースしました。このように愛の葉Girlsは結成2年で愛媛県を代表するご当地アイドルに躍進したのです。

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大本萌景さんが愛の葉Girlsに加入

愛の葉Girlsは2015年3月には秋葉原にて東京初ワンマンLIVEを行い東京進出を果たします。JAバンクえひめのイメージキャラクターに選出され、6月には台湾でライブを行い海外にも進出しました。そして6番目のシングル「アグリズム」もリリースしています。

 

7月には愛媛県宇和島市を拠点とする派生グループ「uuガールズ」も生まれました。このように順調に愛の葉Girlsの人気が拡大する中、同月に大本萌景さんがオーディションに応募してメンバーになりました。

 

2016年に愛の葉Girlsは7番目のシングル「モノクロ」を発売し、4月には「愛の葉ガールズしょこら」「愛の葉ガールズAnge」といった派生グループも生まれ、愛の葉Girlsは大規模なアイドルグループになりました。

順風満帆に見えた中、突然の自殺

2016年7月1日に大本萌景さんは愛の葉Girlsのレギュラーになりました。2017年2月に愛の葉Girlsは新居浜市国民体育大会応援大使に任命され、6月には俳句甲子園の応援隊に就任しました。そして2018年1月、萌景さんは愛の葉Girlsのリーダーに任命されるのです。

 

急成長して人気が拡大する一方の愛の葉Girlsのリーダーになった萌景さん。いずれ他のメンバーのように卒業して全国区のタレントを目指すこともできます。萌景さんにはバラ色の未来が約束されたと誰もが思ったことでしょう。

 

ところが、萌景さんは2018年3月21日に謎の自殺を遂げてしまうのです。享年16歳でした。

大本萌景さんの自殺の真相とその後の展開

人気アイドルグループ愛の葉Girlsのリーダーに任命され、輝かしい将来が約束されていた大本萌景さん。それなのになぜ彼女は自殺という悲しい選択を選んでしまったのでしょうか。

いつも明るかった大本萌景さんの突然の自殺

大本萌景さんはリーダーになったこともあって、自殺する直前まで多くの取材を受けていましたが、取材陣は一様に明るく天真爛漫な少女という印象を受けていたようです。しかし一部のマスコミには、萌景さんが悩みを抱えていたことも知られていました。

 

萌景さんのお母様によると、亡くなる前日、友人たちに励まされて悩みを解決する方向性を決めたように見えて安心していたそうですが、その翌日に萌景さんは自ら命を絶ってしまったのです。

 

萌景さんの死を受けて、愛の葉Girlsは3月23日からしばらく活動自粛となりました。後の5月23日に活動再開しています。

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大本萌景さんの告別式は200人が集まった

大本萌景さんの告別式は3月24日に営まれました。一般の参加も許されていたため、200人のファンが集まったそうです。その様子は参加したファンのTwitterで語られましたが、萌景さんは棺の中で死化粧をされていて花に包まれ、亡くなったとは思えない綺麗な顔をしていたそうです。

 

告別式に多くのファンが参加することは心配されましたが、不作法な態度をとる人は全くいなかったようです。なお参列者は親族と友人とファンでしたが、卒業メンバーを含めた愛の葉Girls関係者は参列を拒否されたため一人もいなかったそうです。

 

ご遺族は萌景さんの自殺は愛の葉Girls運営者とのトラブルが原因という確信があったために、参列を拒否したのです。その後、関係者がお線香をあげに来ても一切拒絶しているそうです。そしてご遺族と愛の葉Girls運営との法廷での戦いが始まりました。

大本萌景さんはアイドル活動と学業の両立に悩んでいた

2018年5月19日の週刊文春に、大本萌景さんの自殺の真相についてのスクープが掲載されました。萌景さんのお母様によると、萌景さんはアイドル活動と学業の両立で悩んでいたとのことです。そして萌景さんは通っていた通信制高校の単位を落としてしまいました。

 

思い悩んだ萌景さんはついに芸能活動を辞めることを決意します。ところが萌景さんがそれを愛の葉Girlsの事務所に伝えると、事務所は全日制の高校への進学を提案し、アイドル活動の報酬を学費に充てることで萌景さんとお母様はそれに同意しました。

 

そして自殺の前日の3月20日に、萌景さんと母は事務所に1年半後の引退を申し出ました。すると事務所は辞めるのであれば学費は出せないと答えたため、萌景さんは進学を断念することにしたそうです。

 

事務所とのトラブルの結果、大本萌景さんは死を選んだ

そして大本萌景さんの母はそれならば進学を断念すると愛の葉Girlsの事務所に伝えました。すると事務所は萌景さんと事務所の社長が直接話して欲しいと答えたため、萌景さんは電話をして話しました。

 

この電話で萌景さんは社長に謝罪させられたと友人に話しています。3月21日には母親に、明日のイベントで社長に会うのが怖い、行きたくないと話しました。そしてその日の昼に、首を吊った萌景さんが発見されたのです。

 

萌景さんは遺書は残さず、警察は自殺したことは間違いなく事件性は無いとしました。

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大本萌景さんの自殺は訴訟に発展した

この報道について5月23日、愛の葉Girlsの事務所は事実でないことが書かれている、また学費の一部を支払っているが返済されていないと反論しました。そして法的手段を取ることと、愛の葉Girlsの活動再開を表明しました。

 

2018年10月11日に大本萌景さんの遺族は事務所を相手取り、萌景さんが自殺したのは事務所のパワハラや過重労働が原因として、9200万円の損害賠償を求める訴えを松山地裁に起こしました。

 

遺族とその弁護士は、3月20日に萌景さんは事務所の社長から「ぶん殴る」「辞めるなら1億円払え」と言われたとして、このパワハラが自殺の原因になったと主張しています。萌景さんの母は社長に娘に何を言ったのか説明して欲しい、萌景さんの姉も真実を知りたいと述べています。

大本萌景さんの訴訟は今も続いている

大本萌景さんについての訴訟は2019年2月18日に口頭弁論が行われました。事務所側の主張としては、たった12万円の学費を出そうとしなかった事実は無く、その前に9万円を貸している、1億円払えとは言ってないとのことです。ぶん殴るというLINEのメッセージも、社長と萌景さんは親しく、そのようなふざけた言葉を日頃からやり取りしてたそうです。

 

また契約は2019年8月31までで、その後に辞めることは決定していて異存はなかったとも事務所は主張しています。萌景さんが当時のショックにより事実と違うことを言って、それを母が鵜呑みにしたのではないかとしています。

 

この訴訟の口頭弁論は2019年の12月まで行われましたが、その後新型コロナウイルスが原因で中断しています。最終的にすべての真実が明らかにされることを願うばかりです。

農業にも頑張って取り組んでいた大本萌景さん

愛の葉Girlsの特長はアイドルが農業活動も行うことで、これは愛の葉Girlsが地元で支援を受けるにあたっての大きな武器になりました。しかしそれはアイドルにとって負担でもある両刃の剣だったのです。

 

大本萌景さんは最初は農作業には興味はなかったそうです。それがだんだんと農業の楽しさを知り、亡くなる前は栽培が難しいアボカドを育てていたそうです。萌景さんはアボカドに名前を付けて大切に育て、10年後の収穫を楽しみにしていたそうです。

 

萌景さんは残念ながらアボカドの収穫に立ち会うことは叶わなくなってしまいました。農業アイドルと言うコンセプトを成功させた愛の葉Girlsのリーダー・萌景さんと、事務所の関係がもっと上手くいっていれば良かったのにと惜しまれます。

大本萌景さんの死の真相が究明されることを願います

愛の葉Girlsのリーダーを務めながら若干16歳で自殺を遂げて亡くなった大本萌景さんについて述べましたが、どう思われましたでしょうか。萌景さんの訴訟で真実が明らかになることで、萌景さんの魂が少しでも救われることを切に願うばかりです。