キャメロン・ボイスさんの葬儀｜急逝した彼に多くの追悼の意

世界的に大人気俳優だったキャメロン・ボイスさんですが、ここまでの大スターになるまでにはどんな道を歩いてきたのか、そんな疑問をプロフィールとともに綴ります。

キャメロン・ボイスは８歳の時にアメリカのロックバンド「Panic!」のミュージックビデオに初出演しました。2008年には映画「ミラーズ」で俳優として初めてのデビューを果たし、ディズニーチャンネルの代表者の話では、キャメロンは小さいころから自分のアーティストとしての才能を世界中に広めることが夢だと語っていたそうです。

パフォーマンスすることへの興味はダンスから始まり、のちにテレビや映画の業界へと関心を広げていきました。幼いころから活動していたこともあり、19歳のときには既にベテラン俳優だったと言われています。

2008年に初の映画出演を果たしたキャメロンは、その後も多数の映画に出演しました。同年に「イーグルアイ」、2010年「アダルトボーイ青春白書」、2011年「ジュディの夏休み大作戦」に出演しました。

2015~2018年には、ディズニー・チャンネルの「ディセンダント」シリーズ3作にわたり、カルロス役として大活躍し、一躍ディズニー・スターとなりました。

キャメロン・ボイスの活躍は、映画業界にとどまらず、TV番組でも大きな活躍を果たすこととなります。2011~2015年までは、メインキャスト「ルーク役」として「ジェシー!」で大活躍しました。

他にも「ジェイクとネバーランドの海賊たち」、「ディセンダント キケンな世界」、「超ゲーマー伝説 ボクラの裏ワザ青春白書」などの有名作品にも出演し、次第に彼のファンも増えていくこととなりました。

彼は俳優としてだけではなく、プライベートな部分でも、さまざまな活動を行い、その趣味もまた多彩だったそうです。ボイスは人道主義者で、2019年４月25日には「ウィー・デイ・カリフォルニア2019」というチャリティ活動をする若者のイベントに参加し、「パイオニア・スピリッツ賞」を受賞しました。

また、世界中できれいな水へのアクセスを可能にする目的の非営利組織「サースト・プロジェクト」に賛同し、スワジランドに２つの井戸を掘るため、３万ドル以上の寄付金を集めました。

そんな彼の趣味はバスケットボールであり、「ハリウッド・ナイツ・セレブリティ・バスケットボールチーム」では28番の背番号でプレーしていました。他にも友人と４人で「X Mob」というブレークダンスチームを結成するなど、たくさんの分野でその魅力を発揮していました。

あまりの若さで亡くなられたキャメロン・ボイスさんですが、葬儀はどうように行われたのでしょうか。実際に行われた場所や、その時の状況はどんなものだったのでしょうか。

7月6日キャメロン・ボイスさんが亡くなった直後の8日、ロサンゼルス郡検死官による検死が行われましたが、死因を特定することが出来ませんでした。そのため、更なる検査を続けたこととなり、その検査により、「てんかんによる突然死」であったと伝えられたのだ。

彼はもともとてんかんを持病として持っており、その上でドラマやTV、映画などの仕事をこなしていました。彼がなくなっているのを最初に見つけたのは、彼のルームメイトでした。キャメロン・ボイスさんが何も反応しないのを確認し、急いで救急車を呼びましたが、その場で死が確認されました。

遺族はキャメロン・ボイスさんの死に際し、「疑いようもなくこの世界は今、最も輝いていた光の内の一つを失った。でも彼のスピリットは、彼と出会い愛してくれた全ての人々の親切心と慈悲心の中に生き続けています」とコメントしました。

葬儀は米ロサンゼルスのフォレスト・ローンという場所で行われました。キャメロン・ボイスさんの遺体は火葬され、その遺灰は父ヴィクターさんへと渡されました。葬儀の様子は詳細に明かされることはありませんでしたが、遺族や友人から暖かい目で見守られ、最後を迎えたことでしょう。

キャメロン・ボイスさんの父親は、亡くなる数時間前に撮影されたキャメロンの「最後の写真」をインスタグラムで公開し、ファンからの暖かい声援や支援や感謝を述べるとともに、コメントを発表しました。

大人気スターであったキャメロン・ボイスさんは、当然のことながら家族や友人からも強く慕われていました。そんな彼の死を受け、多くの悲しみの声があったそうです。この事実は彼が世界に与えた影響はとても大きなものだったということを再認識させます。

ディズニー・チャンネルで多大な活躍を納めていたキャメロン・ボイスさんに対し、ディズニー・チャンネルの公式Twitterで2019年7月7日にコメントがツイートされました。

7月7日「とても悲しいニュースをお伝えしなければなりません。『ディセンダント』『ジェシー！』など、ディズニー・チャンネル作品に多数ご出演されたキャメロン・ボイスさんが、20才の若さでご逝去されました。心からご冥福をお祈りいたします」と、キャメロンを追悼しました。

キャメロン・ボイスさんの死を受け、たくさんの著名人がコメントを発表しました。家族はもちろん、多くの友人がコメントを残しています。

俳優でシンガーのダヴ・キャメロンさんは、キャメロン・ボイスの活動をモチーフにしたタトゥーをいれました。彼女がタトゥーをいれるのは、11個めであり、ピストル銃口からバラが咲いている様子をモチーフにしたタトゥーをいれました。

このタトゥーは、これは銃の保持に反対する彼女の平和を主張する思いであり、アートが平和へとつながることで、キャメロン・ボイスさんが挑戦しようとしていた活動に対し、協力の意を示すものでした。

共演者であり、恋人関係も噂されていた、ソフィア・カーソンさんはキャメロン・ボイスさんが亡くなった後、1週間にわたり沈黙を続けました。1週間たったある時、彼女は沈黙を破り「あなたのいない世界で生きるなんて考えられない」とコメントしました。

このようにキャメロン・ボイスさんの死を心の底から悲しむソフィア・カーソンさんでしたが、コメントの最後には「愛してるわ、キャム。あなたを永遠に愛し続ける。」と綴り、彼の写真とともに前向きな気持ちを現しました。

キャメロン・ボイスさんとはとても仲が良かったと言われている妹のマヤ・ボイスさんは2019年7月11日、インスタグラムにキャメロンの写真や、2人が幼少時代の写真を複数枚投稿しました。画像とともに長文のコメントも発表しました。

彼女は、キャメロン・ボイスさんのことを「尊敬できる人、親友である」と述べ、人が100年かけてもなしえないようなことを、彼はたったの20年で成し遂げ、その姿はさながら歩く太陽であったというようなこともコメントへと綴りました。

彼女はキャメロン・ボイスさんととても仲が良く、普段からよく遊んだり、話したりしていたので、その分悲しみは大きなものとなりました。

キャメロン・ボイスさんの葬儀が終わり、彼の父親であるヴィクターさんは、その後大きな活動を行いました。その一つとして、暴力に走らないよう若者の想像力を支援する団体を立ち上げました。キャメロンの父ヴィクターはツイッターでこう呼びかけました。

他にもキャメロン・ボイスさんの幼いころの写真をアップすることで、ファンに対して感謝を伝えるとともに、協力をもとめたとのことです。

先述したとおり、家族からも慕われ、そして友人にも恵まれていました。彼はなくなるにはあまりに若かったのですが、彼が残した影響や歴史は、何にもかえがたいほど大きなものです。

キャメロン・ボイスさんの妹マヤ・ボイスさんがコメントしたように、彼は人が100年かけても成し遂げられないようなことを、たったの20年で成し遂げました。そしてその栄光は映像という形で残っています。

ファンからすると、とても悲しい事実であることは間違いありませんが、彼のために多くの方が涙を流しながら、葬儀を迎えられたのもまた事実です。そして彼の生きた証は、映像としてこれからもたくさんの方に受けつがれていくことでしょう。