大阪市西成区で葬儀をお考えの方へ
西成区は大阪市の中南部に位置しており、人口約10万人の都市です。昔ながらの町並みや情景が残り、低価格の宿泊所などもあるため、多くの外国人観光客に利用されています。区内には私鉄や地下鉄が通っており、都心部へのアクセスが良いベッドタウンです。
葬儀に関しては、一般的に友引の日は葬儀を行いませんが、大阪府では葬儀を行うことができたり、香典袋に黄色と白の水引を使用する地域が多かったりします。このように、大阪府ならではの風習やしきたりが多く見られます。
大阪市西成区では、「大阪市立小林斎場」で火葬を行うことが可能です。
斎場 | 大阪市立小林斎場 |
住所 | 〒551-0011 大阪府大阪市大正区小林東3丁目12-8 |
アクセス | 大阪環状線「大正駅」よりバスで10分 |
受付時間 | 午前9時〜午後5時まで |
火葬料金 | ||
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種別 | 市民 | 市民外 |
大人 | 10,000円 | 60,000円 |
10歳未満 | 6,000円 | 36,000円 |
死産児 | 3,000円 | 18,000円 |
死亡届等の手続きに関しては、大阪市西成区の区役所にて、平日午前9時から午後5時30分まで受け付けています。
住所 | 〒557-8501 大阪市西成区岸里1-5-20 |
アクセス | 四つ橋線「岸里駅」下車すぐ |
死亡届 | 窓口サービス課 |
※届出は、届出人が死亡の事実を知った日より7日以内に提出してください。
大阪市西成区では後期高齢者医療の被保険者が死亡された場合、必要書類を提示して申請を行うことで、葬祭費として50,000円が支給されます。
葬祭費 | 50,000円 |
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申請窓口 | 保険年金窓口 |
※申請は、葬祭を行った翌日より2年以内に行ってください。
ここからは、大阪市西成区の葬儀の流れや風習について見ていきましょう。
西成区を含む大阪市では、通夜・葬儀・告別式の後で火葬を執り行う「後火葬」が主流です。葬儀の一通りの流れや手順としては、一般的な葬儀とさほど変わりはありません。ただし、一部地域では「前火葬」が多いため、事前の確認が必要です。
また近年、都市部を中心として葬儀の形式が省略されてきており、葬儀当日に繰り上げの初七日法要を行なったり、「即日返し」という通夜・葬儀の際に香典返しを済ませたりするケースが増えています。高額の香典に関しては、忌明け後に改めて香典返しの品を贈ることが多いです。
大阪府の葬儀では、「逆さ事」と呼ばれる日常とは反対のことをする風習があります。例えば、精進料理で出される豆腐を四角形ではなく三角形に切ったり、枕元に屏風を逆さにして立てたりするなど、非日常感を出すためにあらゆる「逆さ事」を行うのが特徴です。
これを行う理由としては、魔除けの意味や生の世界と反対である死後の世界に対する配慮とされています。また、夜に葬儀を行う理由も、死後の世界が昼間だと考えられていることにより、夜に故人を送り出すことであの世で迷わないようにするために始まったとされています。
香典を包む袋の水引は白と黒のものを使用するのが一般的ですが、大阪府では黄色と白の水引を使用する地域が多いです。全国的にみても黄色と白の水引を使用するのは大阪府のみのため、とても珍しい風習といえます。また、大阪南部の一部地域では、香典から1,000円を返す風習が風習があります。
関東と関西ではさまざまな文化の違いがみられますが、葬儀の際に用いる骨壷の大きさにも違いがあります。関東の骨壷は大きく、関西の骨壷は小さめです。それぞれの大きさの違いに初見だと驚いてしまうこともあります。
また、関東では火葬後の骨は全て骨壷に納めますが、大阪府では全て納めません。さらに大阪府では骨壷を大小2つ用意し、小さい方を「本骨」、大きい方を「胴骨」として分けて片方を菩提寺などに納めます。
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