埼玉県ふじみ野市は、埼玉県の南西部にある市で、11万人以上の人が住んでいます。いくつもの道路や路線が走っており、交通の利便性が高いです。その交通の利便性を活かし、商品流通業や首都近郊農業などに力を入れています。都心近くにありながら、豊かな自然に恵まれた土地です。
埼玉県には、県内全域で見られる葬儀にまつわるしきたりと一部の地域でのみ見られる葬儀にまつわるしきたりが、存在しています。
埼玉県ふじみ野市内に火葬場はありませんが、川越市大字小仙波にある「川越市斎場」の火葬場などを利用することができます。
川越市斎場 | |
アクセス | 川越市大字小仙波786番地1 |
受付時間 | 午前9時から午後5時まで |
火葬料金 | ||
市内居住者 | 市外居住者 | |
満12歳以上であった者 | 無料 | 48,000円 |
満12歳未満であった者 | 無料 | 32,000円 |
埼玉県ふじみ野市における死亡届の手続きは、平日の午前8時30分から午後5時15分まで、「ふじみ野市役所」にて受け付けています。
埼玉県ふじみ野市では、国民健康保険加入者または後期高齢者が亡くなられた場合に、喪主など葬祭を行った方が申請書等を揃え申請することで、50,000円が支給されます。
葬祭費 | 50,000円 |
申請場所 | 「ふじみ野市役所保険・年金課」または「市民総合窓口課(大井総合支所)」 |
埼玉県には、葬儀にまつわるしきたりがいくつも存在します。その中には、県内全域で行われているものと地域特有のものがあります。例えば、葬儀・告別式の前に火葬を執り行う「前火葬」と葬儀・告別式の後に火葬を執り行う「後火葬」が混在しており、地域によって葬儀の順番が異なります。川越市に近いふじみ野市では、「前火葬」が主流です。
ふじみ野市には、葬儀の順番の他にも葬儀にまつわるしきたりが存在します。
埼玉県ふじみ野市では、「前火葬」が一般的です。「前火葬」では、通夜を執り行った後、葬儀・告別式を執り行う前に火葬を執り行います。そのため、葬儀の際、祭壇にはご遺体の入った棺ではなく、ご遺骨を飾ります。
埼玉県ふじみ野市だけでなく東北地方や沖縄・離島などで多く見られるのが、「前火葬」です。「前火葬」では、葬儀・告別式を執り行う前に火葬を行います。そのため、故人の顔を最期に見られるのは通夜です。ですが、地域や家によっては、通夜より前に火葬を執り行うこともあります。
葬儀の前に火葬を行うため、祭壇にはご遺骨を飾ります。そのため、「前火葬」は「骨葬」とも呼ばれます。
埼玉県ふじみ野市の葬儀は、「前火葬」を主流としています。そのため、一般参列者が葬儀・告別式に参列して退出するというしきたりがあります。納骨等を執り行うのは、近親者のみです。
「納骨」は一般的に、忌明けや一周忌法要の際に行います。ですが、埼玉県ふじみ野市では、「納骨」を告別式当日に行うのが一般的となっています。「納骨」を告別式当日に行うしきたりは、埼玉県だけでなく青森県や沖縄県など全国各地にあります。
埼玉県には、「茶碗割り」というしきたりがあります。「茶碗割り」とは、その名の通り、故人の使用していた茶碗を割るという習わしです。茶碗を割るタイミングは、宗派や地域・家によって異なります。自宅へ安置をした場合には出棺時に割ることが多く、安置施設等を利用した場合には葬儀終了後の翌朝に割ることが多いです。
「茶碗割り」の風習には、「故人の魂が家へ帰りたくならないように」・「安らかに成仏して欲しい」という意味合いが込められています。
埼玉県ふじみ野市を含めた首都圏や首都圏に近い場所には、近親者だけでなく一般参列者にも「通夜振る舞い」を用意し、提供するというしきたりがあります。一般参列者は、通夜参列後に別室へ案内され寿司屋オードブルなどの料理や酒を振る舞われます。「通夜振る舞い」には、故人を供養するという意味合いがあるため、案内された場合には、遠慮せず参加するのがマナーです。
また、故人を供養するという意味合いから、「通夜振る舞い」料理には少しでも箸をつけるようにしましょう。「通夜振る舞い」の席は、故人や遺族と親しい間柄である場合やじっくりと思い出を語らいたいという場合などを除き、30分〜1時間を目安に退席すると良いでしょう。
埼玉県ふじみ野市には、「長寿銭」というしきたりがあります。「長寿銭」とは、葬儀などに参列した人からもらった香典等の返礼品とともに、香典袋に入れた五円玉などの軽いお金を配る習わしです。「長寿銭」には、長く生きて亡くなった故人にあやかり、近親者や参列者が長く生きられるようにという意味が込められています。