新座市で葬儀をお考えの方へ
埼玉県新座市は、県の最南端に位置する人口16万人ほどの市です。市内には、東武東上線・西武池袋線・JR武蔵野線が走っており、交通の利便性が高い場所です。市の南側が東京都に隣接しており、東京都のベッドタウンとして、発展してきました。
埼玉県の葬儀にまつわるしきたりには、県の全域で見られるしきたりと特定の地域でのみ見られるしきたりがあります。
埼玉県新座市には、火葬場がありません。近隣の所沢市北原町にある所沢市斎場の火葬場などを利用できます。
埼玉県新座市における死亡届の手続きは、平日の午前8時30分から午後5時15分まで、新座市役所市民課にて受け付けています。
埼玉県新座市では、国民健康保険加入者が亡くなられた場合に、喪主の方が必要なものを用意した上で申請すると50,000円の給付を受けることができます。
葬祭費 | 50,000円 |
申請場所 | 新座市役所・国民健康保険の窓口 |
埼玉県には、葬儀にまつわるしきたりがいくつも存在します。その中には、県内で広く行われているものと地域特有のものがあります。例えば、葬儀・告別式の前に火葬を執り行う「前火葬」と葬儀・告別式の後に火葬を執り行う「後火葬」が混在しており、地域によって葬儀の順番が異なります。新座市では、「後火葬」が主流です。
新座市の位置する埼玉県南部の地域には、南部特有の葬儀にまつわるしきたりがあります。
埼玉県新座市では、葬儀後に出棺し火葬を行う「後火葬」が一般的です。葬儀は、「通夜・告別式・火葬」の順で行われます。一般参列者は、通夜参列後に通夜振る舞いの飲食に案内されることがあります。
「後火葬」は、埼玉県新座市だけでなく埼玉県の他の市や東京都・神奈川県などの大都市圏で多く見られます。通夜から葬儀・告別式を経て火葬と繰り上げ初七日の後、忌中払いの会食という流れが一般的です。通夜後には、近親者だけでなく、一般参列者も「通夜振る舞い」の席へつくとう習わしがあります。
埼玉県新座市には、「門送り」というしきたりがあります。「門送り」とは、故人が自宅から火葬場などへ出発する際に、遺族・近親者・参列者のみならず、近隣住民の人々も共に故人を見送る習わしのことです。「門送り」は、より多くの人で故人を見送るためにあるとされています。喪主は、見送りに出て来てくれる人々の受付の準備や返礼品の用意をする必要があります。
「納骨」は一般的に、忌明けや一周忌法要の際に行います。ですが、埼玉県新座市では、「納骨」を告別式当日に行うのが一般的となっています。「納骨」を告別式当日に行うしきたりは、埼玉県だけでなく青森県や沖縄県など全国各地にあります。
埼玉県には、「茶碗割り」というしきたりがあります。「茶碗割り」とは、その名の通り、故人の使用していた茶碗を割るという習わしです。茶碗を割るタイミングは、宗派や地域・家によって異なります。自宅へ安置をした場合には出棺時に割ることが多く、安置施設等を利用した場合には葬儀終了後の翌朝に割ることが多いです。
「茶碗割り」の風習には、「故人の魂が家へ帰りたくならないように」・「安らかに成仏して欲しい」という意味合いが込められています。
埼玉県新座市を含めた首都圏や首都圏に近い場所には、近親者だけでなく一般参列者にも「通夜振る舞い」を用意し、提供するというしきたりがあります。一般参列者は、通夜参列後に別室へ案内され寿司やオードブルなどの料理や酒を振る舞われます。「通夜振る舞い」には、故人を供養するという意味合いがあるため、案内された場合には、遠慮せず参加するのがマナーです。
また、故人を供養するという意味合いから、「通夜振る舞い」料理には少しでも箸をつけるようにしましょう。「通夜振る舞い」の席は、故人や遺族と親しい間柄である場合やじっくりと思い出を語らいたいという場合などを除き、30分〜1時間を目安に退席すると良いでしょう。
「精進落とし」とは、遺族や親族を中心に火葬参列者へ個別の膳を振る舞う席のことです。「精進落とし」には、「火葬に参列してくれた人々をねぎらう」という意味合いがあります。「精進落とし」は、火葬をしている間に行うのが一般的です。ですが、新座市のように埼玉県内の一部地域では、火葬後に「精進落とし」を行うこともあります。