堺市南区で葬儀をお考えの方へ
南区は堺市を構成する7つの区のひとつで、13万人以上の人口を誇ります。区内には泉北高速鉄道・大阪府道38号富田林泉大津線・大阪府道61号堺かつらぎ線・大阪府道208号泉北環状線などが走っており、大阪府の計画・建設により誕生した泉北ニュータウンが有名です。
南区は自然環境が豊かなため、ハーベストの丘・西原公園・荒山公園・堺自然ふれあいの森など緑を身近に感じられるスポットが数多くあります。また区域内には、堺市唯一の国宝である桜井神社を有しています。桜井神社の境内には大阪府有形文化財に指定されている石燈籠と神像が保存されており、国宝に指定されているのは割拝殿という建物です。
堺市南区内に火葬場はありませんが、堺区にある「堺市立斎場」などで火葬を執り行うことができます。
堺市立斎場 | |
アクセス | 大阪府堺市堺区田出井町4番1号 |
受付時間 | 午前9時から午後5時15分まで |
休場日 | 1月1日ほか |
堺市立斎場の火葬料金 | ||
区分 | 市民 | その他 |
12歳以上 | 20,000円 | 100,000円 |
12歳未満 | 14,000円 | 70,000円 |
死胎 | 6,000円 | 30,000円 |
改葬遺骨 | 6,000円 | 30,000円 |
堺市南区における死亡届の手続きは、「故人の本籍地」または「届け出人の所在地」または「死亡した場所」の区市役所や町村役場にて行います。南区役所では、平日の午前9時から午後5時30分まで、受け付けています。
堺市南区では、国民健康保険または後期高齢者医療保険に加入している方が亡くなった場合に、喪主の方が必要書類を揃えた上で申請すると50,000円が支給されます。
葬祭費 | 50,000円 |
申請場所 | 南区役所 |
ここからは、堺市南区の葬儀の流れや葬儀にまつわる風習・しきたりについて見ていきましょう。
堺市南区では「後火葬」が主流ですが、遺族の希望によっては「前火葬」が選択されることもあります。「後火葬」と「前火葬」では、最後に故人の顔を見られる場が異なるため注意が必要です。
また堺市南区を含む大阪府では「家族葬」や「直葬」などが選択されるケースが増加傾向にあります。この理由として人々の宗教離れや地域の繋がりの希薄化・核家族化・少子高齢化などが挙げられます。また簡素に葬儀を執り行いたいと考える人が増えているのも理由のひとつです。
堺市南区では「後火葬」が主流です。「後火葬」は堺市南区だけではなく、大阪府の他の地域や京都府・東京都・神奈川県などの大都市圏で多く見られます。通夜から葬儀・告別式を経て火葬と繰り上げ初七日の後に忌中払いの会食を行うという流れが一般的です。
「家族葬」とは遺族や親族などの近親者のみで執り行う葬儀のことです。葬儀内容には、大きな違いがないことがほとんどです。また少人数で執り行われることが多いため、葬儀を式場等ではなく自宅で行う場合もあります。
「家族葬」は故人と親しい間柄にあった人には参列して欲しい・親族以外の参列は控えて欲しいなど、さまざまなニーズに対応することのできる葬儀形式でもあります。
堺市南区を含む大阪府では大小2つの「骨壷」を使用します。一寸程度の小さな「骨壷」は本骨・心骨と呼ばれ、中には喉仏を納めます。一寸よりも大きな「骨壷」は胴骨と呼ばれ、喉仏以外の遺骨を納めます。そして、2つの「骨壷」の内どちらか1つを菩提寺に納めることが多いです。
堺市南区を含む大阪府には葬儀の際に「樒」を飾る風習があります。「樒」の特徴は、その毒性と独特な香りです。これらの特徴から「樒」は「死者を悪霊から守る」・「邪気を払う」と言われており、仏前草とも呼ばれています。
ですが地域の集会場などを借りて葬儀を執り行うことが多く、表飾り等に「樒」を使用することは規約に抵触することがありました。そのため「樒」の代わりに板や紙が表飾りとして使用されていることがあります。
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