大阪市淀川区で葬儀をお考えの方へ
淀川区は大阪市の北部に位置しており、人口約18万人の都市です。古くから工業地域として栄え、近年では都市開発も盛んに行われている背景から、ベッドタウンとしての人気が一層高まり人口増加傾向にあります。
東海道・山陽新幹線の新大阪駅があるため、駅周辺には大手企業の本社があったり商業施設が充実していたりと、活気があります。また、都心の梅田へ電車で10分ほどで到着できるため利便性も良い街です。
葬儀に関しては、一般的に友引の日は葬儀を行いませんが、大阪府では葬儀を行うことができたり、香典袋に黄色と白の水引を使用する地域が多かったりします。このように、大阪府ならではの風習やしきたりが多く見られます。
大阪市淀川区では、「大阪市立北斎場」で火葬を行うことが可能です。
斎場 | 大阪市立北斎場 |
住所 | 〒531-0061 大阪府大阪市北区長柄西1丁目7-13 |
アクセス | 谷町線・堺筋線「天神橋筋6丁目駅」5号出口より、北へ約500m |
受付時間 | 午前9時〜午後5時まで |
火葬料金 | ||
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種別 | 市民 | 市民外 |
大人 | 10,000円 | 60,000円 |
10歳未満 | 6,000円 | 36,000円 |
死産児 | 3,000円 | 18,000円 |
死亡届等の手続きに関しては、大阪市淀川区の区役所にて、平日午前9時から午後5時30分まで受け付けています。
住所 | 〒532-8501 大阪市淀川区十三東2-3-3 |
アクセス | 阪急「十三駅」下車、東口より約400m |
死亡届 | 窓口サービス課 |
※届出は、届出人が死亡の事実を知った日より7日以内に提出してください。
大阪市淀川区では後期高齢者医療の被保険者が死亡された場合、必要書類を提示して申請を行うことで、葬祭費として50,000円が支給されます。
葬祭費 | 50,000円 |
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申請窓口 | 保険年金窓口 |
※申請は、葬祭を行った翌日より2年以内に行ってください。
ここからは、大阪市淀川区の葬儀の流れや風習について見ていきましょう。
淀川区を含む大阪市では、通夜・葬儀・告別式の後で火葬を執り行う「後火葬」が主流です。葬儀の一通りの流れや手順としては、一般的な葬儀とさほど変わりはありません。ただし、一部地域では「前火葬」が多いため、事前の確認が必要です。
また近年、都市部を中心として葬儀の形式が省略されてきており、葬儀当日に繰り上げの初七日法要を行なったり、「即日返し」という通夜・葬儀の際に香典返しを済ませたりするケースが増えています。高額の香典に関しては、忌明け後に改めて香典返しの品を贈ることが多いです。
香典を包む袋の水引は白と黒のものを使用するのが一般的ですが、大阪府では黄色と白の水引を使用する地域が多いです。全国的にみても黄色と白の水引を使用するのは大阪府のみのため、とても珍しい風習といえます。また、大阪南部の一部地域では、香典から1,000円を返す風習が風習があります。
大阪府で葬儀を行う場合、友引の日に「いちま人形」と呼ばれる人形を棺に入れる風習があります。全国的には友引の日は葬儀を行いませんが、大阪府では火葬場が開いているため、葬儀を行うことが可能です。
友引の日に「いちま人形」を棺に入れる理由としては、友引が「友を連れて行く」という意味があるとされることから、「故人が友を連れて行かないように」と友の代わりに人形を入れるようになりました。
大阪府の葬儀では、「逆さ事」と呼ばれる日常とは反対のことをする風習があります。例えば、精進料理で出される豆腐を四角形ではなく三角形に切ったり、枕元に屏風を逆さにして立てたりするなど、非日常感を出すためにあらゆる「逆さ事」を行うのが特徴です。
これを行う理由としては、魔除けの意味や生の世界と反対である死後の世界に対する配慮とされています。また、夜に葬儀を行う理由も、死後の世界が昼間だと考えられていることにより、夜に故人を送り出すことであの世で迷わないようにするために始まったとされています。