大阪市天王寺区で葬儀をお考えの方へ
天王寺区は、大阪市のほぼ中心に位置する都市です。ターミナル駅の天王寺駅周辺には大型の商業施設や繁華街が広がるほか、地下鉄・私鉄などの駅も数多くあります。とくに天王寺駅前の「あべのハルカス」は、人気の観光スポットとしても有名です。
飲食店や買い物スポットだけでなく、動植物園や寺院が多いのも天王寺区の特徴の一つ。進学校も数多くあり、文教区としての側面もあります。
大阪市天王寺区では、火葬場は「大阪市立瓜破斎場」の利用が一般的です。
斎場 | 大阪市立瓜破斎場 |
住所 |
〒547-0022 大阪府大阪市平野区瓜破東4丁目4−146
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アクセス | 大阪市営地下鉄谷町線「喜連瓜破駅」から 自動車 約16分 |
受付時間 | 9時30分~17時 |
休場日 | 年始 など |
使用料(大阪市民) | 使用料(大阪市民外) | |
10歳以上 | 10,000円 | 60,000円 |
10歳未満 | 6,000円 | 36,000円 |
死産児 | 2,400円 | 10,000円 |
死亡届等の手続に関しては、大阪市天王寺区の区役所窓口サービス課で受け付けています。
【区役所窓口サービス課】
住所 |
〒543-8501 大阪市天王寺区真法院町20番33号 |
受付時間 |
月~木:午前9時から午後5時30分 金:午前9時から午後7時 |
時間外受付 |
・毎週第4日曜日 ・午前9時から午後5時30分 |
大阪府大阪市天王寺区では、国民健康保険の被保険者が亡くなった場合、葬祭を行った方に葬祭費5万円が支給されます。
葬祭費 | 5万円 |
申請窓口 | 保険年金業務担当 |
申請期間 | 葬祭を行った翌日から2年以内 |
大阪市天王寺区では、家族葬が主流になりつつあります。葬儀は、近隣の葬祭場を利用して執り行われます。
基本的な葬儀スタイルは、全国一般とほぼ同じですが、香典袋や葬儀の日取りなどに、大阪府独自の葬儀文化がみられます。
大阪市天王寺区では、「後火葬」が一般的です。すなわち、葬儀は、通夜・告別式・火葬の順番で執り行われます。
友引とは六曜の一つで、全国的に葬儀を避ける傾向があります。理由は、「友を引く」という言葉通り、故人が友達をあの世に連れて行くと考えられているからです。実際に、友引の日を休場日とする葬祭場・火葬場は数多くあります。
しかし、大阪市内の火葬場や葬祭場は、友引の日でも開場しています。そのため、大阪府では友引の日の葬儀は避けられていません。
もし友引の日の葬儀・火葬を気にする場合は、棺に「いちま人形」という人形を入れて、身代わりにするとよいと考えられています。
通夜振る舞いは、通夜後に参列者に軽食や酒をふるまう儀式です。大阪府をはじめ関西では、通夜後の通夜振る舞いは行われません。
よって、参列者は通夜の焼香が済むと、すぐ帰宅するのが通常です。
大阪府の葬儀では、祭壇や斎場に樒を飾る風習があります。樒は古くから仏事に用いられてきた植物です。強い香りが特徴で、その香りが遺体を悪霊から守り、さらに遺体の腐食を防ぐと信じられています。
そのため参列者は、供花として樒をおくることもあります。しかし最近は、小規模葬儀の普及に伴い、樒を飾らない葬儀も増えています。あるいは、本物の樒の代わりに「紙樒」「板樒」を送る場合もあります。
樒のおくり方の作法が分からない場合は、あらかじめ遺族や葬儀社に確認しましょう。
大阪府の葬儀では、香典袋に「黄白」の水引を用いる場合があります。ただし、家庭によっては「香典袋は黒白、お布施は黄白」と使い分ける場合もあります。
水引の色を間違うのは、先方への失礼にあたります。選び方に迷った場合は、遺族や葬儀社、あるいは寺社に確認しましょう。
大阪府では、火葬あるいは初七日後にいただく精進落とし料理を、「仕上げ」と呼びます。精進落としに用いられる豆腐や厚揚げは、三角形に切られているのが特徴です。食材の形を変える理由は、日常と非日常を区別するためです。
関西で用いる骨壺のサイズは、関東と比べると小さめです。ちなみに、関西では2つの骨壺を使い分けます。
「本骨」は一寸ほどの骨壺で、頭やのど仏などの遺骨を中心に納めます。もう1つの骨壺は胴骨といい、手足や体などの遺骨を納めます。
お墓に納めるのは、どちらか一方のみが一般的です。もう片方は菩提寺などに預けられます。