江南区は新潟市の東部に位置する行政区です。近世に発展した「亀田」を中心に形成されており、現在も亀田駅周辺には、商店街や商業施設のほか、にぎやかな繁華街がひろがります。
JRやバイパスが整備されており、交通の便が良いことから、現在は新潟市のベッドタウンという位置づけです。一方で自然にもあふれており、米どころ新潟ならではの雄大な田園風景も見どころの一つです。
歴史的に貴重な遺跡・寺社も数多く、歴史好きの方も多く足を運びます。とくに「北方文化博物館」は新潟の豪農の暮らしぶりを学ぶことができるスポット。藤の名所としても有名で、春にはたくさんの観光客でにぎわいます。
新潟市江南区の葬儀では、火葬場は「新潟市亀田斎場」の利用が一般的です。
名称 | 新潟市亀田斎場 |
住所 | 新潟市江南区元町5丁目3番4号 |
受付時間 | 午前9時から午後3時まで(利用は午後5時まで) |
休場日 | 1月1日 など |
区分 | 市内居住者 | 市外居住者 |
12歳以上の者の死体 | 無料 | 28,000円 |
12歳未満の者の死体 | 無料 | 14,000円 |
死産児の死胎 | 無料 | 9,300円 |
身体の組織及び臓器 | 2,500円 | 5,000円 |
死亡届等の手続に関しては、新潟県新潟市江南区の区役所区民生活課で受け付けています。
【区民生活課】
住所 |
〒950-0195 新潟市江南区泉町3-4-5 |
受付時間 |
午前8時30分から午後5時30分 |
時間外受付 |
時間:上記時間外 場所:時間外受付窓口 |
新潟県新潟市江南区では、国民健康保険の被保険者が亡くなった場合、葬祭を行った方に葬祭費5万円が支給されます。
葬祭費 | 5万円 |
申請窓口 | 区民生活課 |
新潟市江南区では、他の大都市圏同様、家族葬や一日葬が主流です。昔ながらの葬儀は少なくなり、全体的に簡略化の傾向がみられます。一方で、通夜振る舞いや香典などには、新潟独自の古い葬儀風習が残っています。
新潟県新潟市の葬儀は、通夜・告別式後に火葬をおこなう「後火葬」が一般的です。自宅葬は少なくなり、現在は近隣の葬祭場で葬儀を執り行うのが一般的です。
参列者は、告別式よりも通夜式のほうが人数が多い傾向がみられます。香典をいただいた場合は、その場で500円~1000円程度の供養品をお渡し、後日、金額に見合った返礼品をお送りすることが多いです。
出棺は、基本的に近親者のみで行います。
新潟市の葬儀では、告別式より通夜式のほうが、参列者の数が多い傾向がみられます。通夜式後の通夜振る舞いには一般参列者も招き、しっかりした食事を振舞うのが昔ながらの風習です。
一般的な通夜振る舞いでは、一般参列者は食事に軽く箸をつけて退席します。しかし新潟市の通夜振る舞いでは、少なくとも喪主のあいさつが終わるまでは席を外さないのが通常です。
新潟県内では、火葬が終わるまでは白い蝋燭を用い、火葬後は赤い蝋燭を用いるという風習があります。赤い蝋燭を用いることには、故人が仏様になったことを祝うという意味や、遺族が日常に戻るための区切りをあらわす意味があります。
地域によっては、黒塗りの全を朱塗りのものに替えるところもあります。精進落としに赤飯が出る場合もあります。
新潟県は浄土真宗の信徒が多い地域です。浄土真宗では、通夜・告別式に関わらず、香典の表書きには「御仏前」を用います。一般的な「御霊前」は、浄土真宗の香典では用いることができません。
ただし、もちろん浄土真宗以外の宗派の喪家もいらっしゃいますので、香典の表書きの使い分けには注意しましょう。ちなみに、新潟県では、親せきの葬儀の香典には、「御灯明料」という表書きを用いることがあります。
さらに、通夜には「通夜見舞い」やお米を持参する場合もあります。喪家によって異なるため、事前に確認するとよいでしょう。