茨城県鹿島市は茨城県南東部に位置し、常陸国一宮である鹿島神宮の鳥居前町として古くから知られています。鹿島アントラーズのホームスタジアムであるカシマサッカースタジアムやクラブハウスが所在し、関東有数の「サッカーの街」としても知られています。
茨城県鹿島市では、「鹿島斎苑」で火葬を行うことが可能です。
斎場 | 鹿島斎苑 |
住所 | 茨城県鹿嶋市棚木209番地 |
アクセス | JR鹿島線「鹿島神宮駅」から8km、車で15分 |
受付時間 |
午前8時30分から午後5時15分まで (土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く) |
火葬料金 | ||
種別 | 市内居住であった場合 | 左記以外 |
13歳以上 | 5,000円 | 50,000円 |
13歳未満 | 3,000円 | 30,000円 |
死産児 |
2,000円 |
30,000円 |
死亡届等の手続きに関しては、鹿島市役所総合窓口課または大野出張所へご提出ください。
開庁時間:月曜日~金曜日 8時30分~17時15分(ただし、祝日、年末年始は除く)
第2・第4日曜日 8時30分~17時15分(ただし、12時~13時は除く)
鹿島市では、国民健康保険に加入している人が亡くなられて葬祭を行った場合、葬祭費が申請により支給されます。葬祭費の支給については申請が必要です。
葬祭費 | 5万円 |
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申請窓口 |
市役所国保年金課 |
ここからは、茨城県鹿島市の葬儀の流れや風習について見ていきましょう。
鹿島市を含む茨城県では、通夜・葬儀・告別式の後で火葬を執り行う「後火葬」が主流です。葬儀の一通りの流れや手順としては、一般的な葬儀とさほど変わりはありません。
近年、都市部を中心として葬儀の形式が省略されてきており、葬儀当日に繰り上げの初七日法要を行なったり、「即日返し」という通夜・葬儀の際に香典返しを済ませたりするケースが増えています。高額の香典に関しては、忌明け後に改めて香典返しの品を贈ることが多いです。
茨城県では、出棺に合わせて鳥を空に放つ「放生(ほうじょう)」を行う風習があります。仏教の考え方に基づいた風習で、故人の徳を積むために捕らえられた生き物を逃がすというもので、一般的には鳩を放ちますが、地域や葬儀内容によっては魚を池や川に逃がすこともあります。
茨城県では、通常葬儀で出される寿司やオードブルなどの通夜振る舞いに代わって、餅・おこわ・お酒を提供しています。また、葬儀後はお清めの塩をかける代わりに鰹節を少量食べたり、鰹節をお酒と一緒に口に含んだりといった独特の風習がみられます。
この文化の背景は、茨城県に昔から伝わる土着の文化や神道形式による葬儀で鰹節を祭壇に捧げる文化が混ざったものとされています。
茨城県の葬儀では、故人が長寿であった場合に半紙に包まれた小銭やお菓子を葬儀参列者たちに配る「撒き銭」の風習があります。これは「故人のように長生きができるように」という願いが込められた縁起の良い儀式なため、撒き銭を長く持っておくことで御利益が増すとも言われています。
茨城県では、故人が亡くなられた日より7日間、故人が着ていた着物や羽織物を家の裏手で北向きに干すという「七日ざらし」の風習があります。この際に重要なのは、ただ干すだけではなく常に濡らした状態で干し続けなければなりません。
神道の「穢れを清める」という理由や、故人の服には故人の魂が引き寄せられてしまうという考え方からあの世で彷徨ってしまわないようにするための儀式だと言われています。
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