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オンライン葬儀の費用は?相場や料金による違いを解説します

近年、葬儀の新しい形としてオンライン葬儀が登場しました。遠隔地の人も参列できたり、新型コロナウイルスの感染リスクが無いといったメリットがあります。この記事ではオンライン葬儀の費用の相場を説明します。いくらかかるのか知りたい人は是非ご覧ください。

オンライン葬儀は新しい時代のお葬式

オンライン葬儀はスマート葬儀、スマ葬、アット葬とも言われ、文字通りオンラインでインターネットにより参列できるお葬式を意味します。遠隔地の人や、高齢や病気で外出が困難な人でも参列できるというメリットがあります。

 

そして昨今の新型コロナウイルスの流行により、感染対策として有効なこのオンライン葬儀が注目を集めています。オンライン葬儀を実施している東広島市の葬儀社では2020年4月だけで8件のオンライン葬儀が行われ、とても好評とのことです。

 

以前はアンケートを行うとオンライン葬儀に抵抗を感じる人が大多数だったのですが、新型コロナウイルス対策の自粛によりオンライン葬儀を行わざるを得ない必要に迫られ、そしてその結果、葬儀に対する意識が変わりつつある傾向が見られるようです。

 

そこで気になるのが費用だと思います。オンライン葬儀にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?気になる料金について、これから説明します。

オンライン葬儀にかかる費用は?

オンライン葬儀の総額費用を見積もるには、まず費用の内訳を3つに分けて考える必要があります。それは通常の葬儀と同様にかかる費用・オンライン葬儀により省かれる費用・オンライン葬儀による追加費用の3つです。

通常の葬儀と同様にかかる費用

オンライン葬儀でもご遺体を納棺し、祭壇を用意して読経を行い、火葬場に送るのは同じです。それらの費用は通常の葬儀と同様にかかります。

遺体の安置と納棺の費用

今の時代、人が亡くなると自宅ではなく葬儀社の用意する安置所で冷蔵することが普通です。その場合の費用は、ご遺体を綺麗に整える費用を含めて1日数万円かかります。安置の日数が多ければ10万円は超えるでしょう。

 

ご遺体を収める棺と、ご遺体に着せる仏衣、ご遺体にかける棺用布団もオンライン葬儀でも必要です。棺は十数万円、仏衣と棺用布団は数万円かかります。

会葬礼状と遺体の搬送費用

参列者に葬儀の案内を行う会葬礼状は通常の葬儀は手紙ですが、オンライン葬儀の場合はメールで行う場合もあるかもしれません。ただその場合でも無料にはなりません。これについては数千円かかります。

 

遺体の搬送の費用もオンライン葬儀でも関係なくかかります。斎場への搬送と、火葬場への搬送が必要です。距離によって変わりますが、数千円かかります。

式場使用料と祭壇の費用

葬儀をオンライン中継するので当然式場も必要です。ただしオンライン葬儀の場合は参列者がいないので規模の小さな斎場で良いでしょう。使用料は十数万円かかります。

 

祭壇の費用も必要です。オンライン葬儀では祭壇と遺影を動画配信で見せることが目的なので、ここは通常の葬儀より力を入れたい遺族もいるかもしれません。安ければ十数万円ですが、豪華な祭壇であれば100万円を超えます。

火葬と骨壺の費用

オンライン葬儀でも火葬は行います。火葬に立ち会う人数は少なくなりますが、費用は通常の葬儀と変わらず、骨壺と併せて数万円かかります。火葬場をオンライン中継するサービスはまだ導入されてないようです。

住職への支払い

オンライン葬儀は住職の読経をネット中継することが目的なので、当然住職へのお支払いが必要になります。お布施は20~30万円、戒名料は内容次第ですが10万円前後かかります。

 

なおオンライン葬儀で重要になるのは、菩提寺の住職がオンライン葬儀を許容するかどうかです。住職がオンライン葬儀を許さない場合、オンライン葬儀はできません。今の時代、ネットをする僧侶も多いので若い住職なら受け入れてくれますが、高齢の住職はオンライン葬儀では成仏できない、動画に映りたくないとおっしゃるかもしれません。

 

オンライン葬儀を行う場合は、まず住職がオンライン葬儀を許してくれるかどうかを事前に必ず確認しましょう。

オンライン葬儀のため不要になる費用

意外とオンライン葬儀は通常の葬儀に比べて不要になる費用はあまりありません。それでもいくつかは不要になる費用もあります。

焼香と送迎バスの費用

オンライン葬儀では焼香を行えないため、焼香の設備が不要になります。ただし数千円程度の節約にしかなりません。

 

なお葬儀社の中には動画配信中にWebのボタンを押すとご焼香が出来るというシステムを提供している所もあります。そういったサービスを使用する場合、逆に費用が必要になるかもしれません。

 

またオンライン葬儀の場合は参列者の送迎バスは不要なので、この費用は削減できます。数万円の費用が浮きます。

返礼品代と精進落しの料理代

オンライン葬儀では返礼品を渡すことが出来ないので、返礼品の費用が不要になります。参列者の人数×数百円が不要になります。ただし返礼品を郵送する場合は逆に郵送料が増えます。

 

またオンライン葬儀では葬儀の後の精進落とし(食事会)がありません。参列者の人数×数千円が不要になります。これがオンライン葬儀における最大の費用の節約と言えます。

 

なお葬儀の後に参列者がライブカメラを使って自主的に精進落としをする場合もあるようですが、その場合の料理は参列者が自前で用意するので、遺族が料理代を払う必要はありません。

オンライン葬儀による追加費用

オンライン葬儀で必須のサービスは、インターネット動画のライブ中継です。これの費用は一例を挙げると税別29,800円になるとのことです。

 

それ以外に、葬儀の案内メールの送信・オンライン芳名帳・香典や献花のオンラインクレジット決済・オンライン香典返し・故人のオンラインメモリアルアルバム等のネットサービスがある葬儀社もあります。これらを利用する場合、別途追加費用がかかります。

 

ただし葬儀のライブ中継以外のオンラインサービスは、郵送で行えるものも多いので、利用しないのであればライブ中継の費用だけで済ませることも可能です。もちろんその場合は郵送などの費用がかかります。

オンライン葬儀の費用は小規模葬に近い金額になる

結論としてはオンライン葬儀の費用は、家族葬のような小規模葬に、動画配信などのネットサービスの手数料を追加した価格になるということです。元々オンライン葬儀は費用を節約するためのサービスではないので、極端に安くなるということはありません。

 

ただし遺体を火葬場に送るだけの直葬であれば、住職による読経や参列者の焼香などが最初から無いため、火葬と葬儀社の手数料の費用のみかかります。これは元からオンライン中継する必要も無いのでオンライン葬儀と言えないでしょう。

 

オンライン葬儀が登場する前から、家族葬のように費用を節約したプランはどの葬儀社にも存在するので、オンライン葬儀はそのプランに動画配信サービスの使用料を加算した金額になると考えてください。

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