終活のメリットデメリットは?終活で行うことや注意点なども解説

公開日 : 2020/7/15

更新日 : 2020/9/9

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近年では行われることが増えてきた終活には、メリットとデメリットが存在しています。終活を行う場合、事前にメリットとデメリットを理解しておく必要があります。今回は終活のメリットとデメリットをご紹介します。終活で行うことや注意点も解説するので参考にしてください。

公開日 : 2020/7/15

更新日 : 2020/9/9

目次

終活とは

終活とは、自分の人生の終わりに向けて行う活動のことです。死後のことについて考えたり、話したりすることは縁起が悪く敬遠されていました。しかし近年では、自分らしい最後を迎えるために考え、活動をすることで現在の生活もより良くできることから終活を行う人は増えてきました。

 

単身世帯の方が増加したことで周囲の方との付き合い方が変化したことも終活が浸透した理由として考えられています。また老後の生活に不安を抱えている方も増加していることも理由といわれています。

 

終活を始める時期などに決まりはなく、自分が終活を始めたいと思ったらすぐ始めることができるという点も特徴となっています。

終活のメリット・デメリットとは

誰でも行うことができる終活ですが、メリットとデメリットが存在しています。終活を始める前に、終活のメリットとデメリットを理解しておくことが重要です。ここでは終活のメリットとデメリットを解説するので、覚えておきましょう。

終活のメリットについて

終活を行うメリットとして、家族の負担を軽減することができるというものが挙げられます。万が一自分が亡くなった場合、残された家族は葬儀やお墓など、様々な負担を背負うことになってしまいます

 

事前に葬儀やお墓について決めておくことができれば、万が一の際でも残された家族の方にかかる負担を軽減してあげることが可能です。また終活をすることで、不安を解消することができるというメリットもあります。

 

終活を行い、自分の最後に向けてしっかりと準備をすることができるので不安が解消されるといわれています。また自分の今までの人生を見直すことで、自分の残されている人生を楽しく前向きに生きることもできます。

終活のデメリットについて

終活をすることで自分の死後のことが心配になり、終活自体が負担となってしまう場合もあります。終活は自分の人生の終わりについて考えなければいけないので、人によっては不安になってしまうというデメリットもあります。

 

自分一人で終活を行うと不安に感じやすくなってしまうので、家族など周囲の方や終活アドバイザーに相談をすることでこういった不安を解消することが可能です。無理に終活を進めるのではなく、自分のペースで進めていくことが終活を行う上で重要です。

終活で行うこととは

終活を実際に進める場合、どういったことを行うのでしょうか。ここでは終活でどういったことを行うのか解説をします。事前に終活で行うことを学び、効率よく終活を進められるようにしておきましょう。

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事前に葬儀やお墓の用意をする

終活では自分の葬儀やお墓について考え、事前に用意を行います。近年では一般葬だけでなく、家族葬など様々な葬儀形式で葬儀が行われることが多くなりました。自分の希望する葬儀形式があるのであれば、事前に決定しておくことで希望する葬儀を行うことができます。

 

また事前に葬儀形式などを決めることで、葬儀費用の準備も行うことができます。一般葬の場合、葬儀費用の相場は約190万円といわれており、ご遺族の方の大きな負担となってしまいます。事前に葬儀形式を決めて費用を用意しておくことで、ご遺族の方の経済的負担を軽減することができます。

 

お墓に関しても自分でお墓を用意しておくことで、自分の希望するお墓に入ることができます。お墓の費用も先に支払うことで、ご遺族の負担を減らしてあげることが可能です。

身の回りの整理

終活では、自分の身の回りの整理も行います。万が一自分が亡くなった場合、ご遺族の方が自分の身の回りの物を整理する遺品整理を行います。他人の所有物を整理することから、遺品整理は時間や労力が必要となり、ご遺族の方の大きな負担となってしまいます。

 

自分の身の回りの物なので、自分を整理する場合は遺品整理より負担は少なくなります。そのため、終活の中で自分の身の回りの整理をしておくことでご遺族の方の負担を軽減してあげることができます。

 

身の回りの整理をすることで、より良い生活を送ることもできます。荷物の運搬などで体力が必要になるので、身の回りの整理は早めに始めることをおすすめします。

エンディングノートを用意する

終活では、エンディングノートを作成することもあります。エンディングノートとは、残された家族に伝えておきたい自分の希望などを書き残すノートです。エンディングノートに書く内容には決まりはなく、自由に書くことができます。

 

例えば自分に介護が必要になった場合に、どういった介護を希望しているかといったことを書くこともできます。また葬儀の際に連絡をしてほしい友人などの連絡先などを書いておくと、ご遺族の方が葬儀の準備をする際の負担が軽減されます。

 

自分の預貯金、年金、所有している資産などについて記入をしておくと、遺品整理をする際にご遺族の方の負担を減らすことができます。事前に葬儀やお墓を用意している場合には、エンディングノートに書いておきましょう。

終活に関する注意点

終活に関して、注意しなければいけないことがいくつか存在しています。注意点を知らずに終活を行うと、思わぬトラブルにつながってしまうこともあるので気をつけなければいけません。ここでは終活に関する注意点を解説するので、こちらも覚えておきましょう。

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エンディングノートは法的拘束力を持たない

自分の希望などを書き残すことができるエンディングノートですが、法的拘束力を持っていないので注意をしなければいけません。遺産の分配方法などをエンディングノートに書いていたとしても、実際にエンディングノートの内容通りに分配されないこともあります。

 

必ず自分の希望通りに行ってほしいことに関しては、法的拘束力を持つ遺言書に書き残すようにしましょう。遺言書の作成に関しても、誤りがあると法的拘束力を持たないことがあります。正しい形式で遺言書を作成するようにしておきましょう。

悪徳業者に注意をする

生前整理など自分一人で行うことが難しい作業に関して、作業を代行してくれる業者も存在しています。業者に作業を依頼することでスムーズに終活を進めることができるのですが、中には悪徳業者が存在しています。

 

悪徳業者に依頼をしてしまうと、高額な請求をされる場合など様々トラブルに巻き込まれる恐れがあります。業者に依頼をする場合は、複数社から見積もりを取るなど業者の見極めをしっかりと行うようにしてください。

一人で終活を進めない

終活を行う場合、自分一人で進めてしまうとトラブルになってしまうことがあります。特に葬儀の内容やお墓について自分一人で決めてしまうと、自分の死後にご遺族の方に迷惑をかけてしまうことがあります。自分一人で物事を決定するのではなく必ず家族と話し合い、全員が納得する内容で終活を進めていくようにしてください。

 

また一人で終活を進めていくと、不安が大きくなり精神的な負担となる、整理などで肉体的負担となることがあります。家族と一緒に終活を行うことで精神的、肉体的な負担を軽減することが可能です。家族など周囲の人と協力しながら終活を進めるようにしましょう。

 

終活のメリットとデメリットを理解しておこう

今回は、終活のメリットとデメリットを解説してきました。終活を行うことで、残された家族の負担を軽減することができる、自分の希望する葬儀を行うことができる、残された人生をより良くすることができるというメリットがありました。

 

ただ終活をすることで、自分の死後のことが心配になり不安になってしまうというデメリットもありました。不安を解消するためにも、周囲の方に相談をしながら終活を進めていくことが重要でした。

 

終活では、身の回りの整理やエンディングノートの作成、葬儀やお墓を用意するといったことを行います。身の回りの整理などは体力がいる作業なので、早いうちから始めておくと負担を軽減することが可能です。

 

終活を始める時期に決まりはないので、早めに少しずつ進めておくといいでしょう。終活を行う際には終活のメリットとデメリット、注意点を思い出すようにしましょう。