最近増加中のマンションタイプのお墓!メリットや費用について解説

公開日 : 2020/7/17

更新日 : 2020/9/10

最近増加中のマンションタイプのお墓!メリットや費用について解説のサムネイル画像

最近、特に注目を集めているのがマンションタイプのお墓です。霊園や寺院ではなく、マンションタイプのお墓を購入する人たちが増えてきています。そこで、マンションタイプのお墓とはどういうお墓なのかと合わせて、メリット・デメリットや費用について解説します。

公開日 : 2020/7/17

更新日 : 2020/9/10

目次

マンションタイプのお墓とは?

最近、都心部や若い人の間で注目を集めているのがマンションタイプのお墓です。具体的にマンションタイプのお墓とはどういうものなのでしょうか? マンションタイプのお墓の構造や外観などについてご紹介します。

自動搬送式

マンションタイプのお墓は通称で、正式名称は「自動搬送式納骨堂」または「機械式納骨堂」と言います。納骨堂の中に納められている遺骨が、自動的に搬送されてくる仕組みです。

 

利用者はあらかじめカードなどを渡されています。お参りの際にこのカードをかざすと、納められている遺骨が、参拝ブースに自動的に搬送されてきます。

外観はマンションそのもの

マンションタイプのお墓という通称は、その外観から名付けられました。外から見ると、高級なマンションのように見えるのです。

 

通常の霊園や墓地などは、墓石がたくさん並んでいて、いかにもお墓という様相を呈しています。ですが、マンションタイプのお墓は高層のものも多く、人間が住むマンションと見た目はあまり変わりません。

 

このようなお墓という様相を呈していないことから、都会の真ん中に作られることも多くあります。一見お墓とわからないため、近所に住んでいる人たちも抵抗感が少ないのです。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

永代供養がついている

マンションタイプのお墓は、そのほとんどに永代供養がついています。マンションタイプのお墓に申し込まれる人の中には、お墓の後継ぎがいないことが多いからです。

 

一度申し込んでしまえば、納骨した遺骨は永遠に供養してもらえます。こまめにお墓参りに訪れる必要もなく、供養はもちろん管理に至るまで任せっきりにすることも可能です。

 

このような利便性の高さから、若い人や子供が遠方にいる老夫婦に大変人気があります。

マンションタイプのお墓のメリット

マンションタイプのお墓が注目を集めつつあるのは、メリットが多いからです。どのようなメリットがあるのか、気になっている人も多いでしょう。 そこでマンションタイプのお墓のメリットについてご紹介します。多くの人は具体的にどのようなメリットを感じているのかも解説しますので、参考にしてください。

個別ブースが用意されている

マンションタイプのお墓のメリットとしてまず最初に挙げられるのは、個別ブースが用意されているという点です。具体的には個室だったり、隣接するブースとの間に頑丈な仕切りが設けられていたりします。

 

個別ブースでお参りをすることで、プライバシーが守られます。個室の場合は、扉を閉めれば外に声が漏れることもありません。複数人でお参りに来た時には、個別ブースで故人の思い出話に花を咲かせることも可能です。

 

他の人を気にせずにお参りできるという点で、故人との思い出に浸りながらゆっくりお参りすることができます。小さなお子さんを連れていても安心なので、若い人からの人気が大変高くなっています。

セキュリティが万全

マンションタイプのお墓を利用する際には、カードキーが渡されます。このカードキーがないと、中に入ることはできません。このようなセキュリティが万全な点もメリットとして挙げられます。

 

最近では、夜中に霊園や墓地に忍び込み、墓石を倒したり、墓石を盗んだりする人がいます。大きな霊園の場合は監視カメラが設置されていることもありますが、ほとんどの場所ではそのようなセキュリティ対策はなされていません。

 

マンションタイプのお墓はカードキーがなければ中に入ることができません。そのため、見ず知らずの人にお墓を荒らされるという心配がありません

 

故人の魂も安心して安らかに眠ることができるとの声も、利用者から多く集まっています。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

手ぶらで参拝が可能

お墓参りと言えば、お線香やお花などを持参します。お花はお花屋さんで購入して用意する必要がありますし、お線香も買い置きがない場合は用意しておかなければなりません。

 

ですが、マンションタイプのお墓ではお線香もお花も不要です。スタッフが常駐し、お線香やお花をお供えしてくれているからです。

 

このため、お墓参りに訪れた際にはすでにお線香もお花もお供えされた状態です。また、中にはお供え用のお線香を準備してくれているところもあります。わざわざ購入して準備しておく必要がないのです。

 

お墓参りの帰りに予定がある人もいるでしょう。通常のお墓参りに必要なものは一切必要ないので、スマートに手ぶらで参拝ができるという声が、利用者の間で多く上がっています。

お墓の掃除が不要

霊園や墓地などでは、ほとんどのお墓は屋外にあります。そのため、墓石が風雨にさらされて汚れてしまいます。また、屋外では雑草も生えますから、お墓参りの際にはこの雑草の駆除も必要です。

 

ですが、マンションタイプのお墓の場合、お墓はすべて屋内にあります。墓石が風雨にさらされることがないため、汚れるという心配がありません。また、常駐しているスタッフが毎日掃除などの手入れをしてくれています。

 

屋内ですから、当然雑草がはびこるということもありません。お墓参りに訪れるたびに、雑草の駆除をしなければならないという手間からも解放されます。

 

屋外のお墓にありがちは掃除の必要がまったくないのです。高齢者の中には、お墓の掃除が困難な方も大勢います。そのような人でも気軽にお墓参りができる点は大きなメリットと言えるでしょう。

アクセスが良い

マンションタイプのお墓の多くは、都心部に建てられています。狭い場所でも効率よく遺骨を納骨することができるようにと考えられた方式なので、都心部に多いのです。

 

従来の霊園や墓地は広大な土地が必要となるため、都心部から離れた山間部などに作られることがほとんどでした。すると、必然的に交通の便も悪くなります。交通の便が悪いと、お墓参りに行く足も自然と遠のいてしまいます。

 

都心部に作られたマンションタイプのお墓は、必然的に交通の便も良くなります。最寄駅から徒歩で5分程度というところも多いので、お墓参りに行きやすいのです。

 

お墓参りに訪れるのは若い人だけとは限りません。ご年配の方もたくさんお墓参りに訪れます。交通の便が良い方が何かと便利なので、メリットとして挙げられます。

マンションタイプのお墓のデメリット

マンションタイプのお墓は大変メリットが多いため、注目する人や利用する人は増加してきています。ですが、あるのはメリットばかりではありません。デメリットもあるのです。 そこで、マンションタイプのお墓のデメリットについてご紹介します。具体的な理由についても解説しますので、参考にしてください。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

納骨できる数に制限あり

霊園や墓地などの一般的なお墓の場合は、納骨できる数に制限がありません。カロートが広く設けられているため、スペースさえあればいくつでも納骨することができます。

 

ですが、マンションタイプのお墓は区画が決められており、一般的なお墓の区画に比べて狭いという特徴があります。そのため、必然的に納骨できる数にも制限が生まれてしまうのです。

 

数多く納骨することもできますが、その場合は費用が高くなります。仮に家族全員が同じマンションタイプのお墓に納骨されたいと考えた場合は、かなりの金額を払わなければならなくなることもあります。

建物などの老朽化

マンションタイプのお墓は、人間用の居住スペースとして作られているマンションと同じです。そのため、建物や設備などには耐用年数があります

 

建物や設備の老朽化で改修工事が必要になり、その費用の一部を請求されるということもあるかもしれません。また、建物そのものが取り壊しになってしまい、お墓がなくなるということも考えられます。

 

マンションタイプのお墓を契約する場合は、建物や設備の耐用年数を確認しておく必要があります。複数の会社から資料を取り寄せ、比べてみるのも一つの方法です。

気軽にお参りができない

マンションタイプのお墓は、カードキーを持っている人でなければお墓参りをすることができません。これは言い換えるなら、カードキーを持っていない人は、それがたとえ身内であったとしてもお墓参りができないということです。

 

久しぶりに遠方から戻ってきたから、ついでにお墓参りをしようと思っても、カードキーがなければ建物内に立ち入ることさえできません。カードキーの枚数にも限りがあるため、家族全員に行き渡らないこともあります。

 

一般的な霊園や墓地なら、気軽にお参りできますが、マンションタイプのお墓はそのようなことができないため、気軽さがないという点がデメリットとして挙げられます。

マンションタイプのお墓の費用相場

マンションタイプのお墓を考えている人は、費用面が一番気になるところです。人気が高まってきているマンションタイプのお墓ですが、実際にかかる費用はどれくらいなのでしょうか。 一般的なマンションタイプのお墓の費用相場について解説します。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

永代供養に関わる費用

マンションタイプのお墓で一番費用がかかるのは、永代供養に関わる費用です。一般的な相場は、下は40万円からで上は100万円程度と言われています。この金額だけで見ると高いと感じる人もいるかもしれません。

 

ですが、霊園や墓地などに墓石を立ててお墓を作った場合の費用と比べてみます。まず霊園や墓地などの土地を使用するための費用として100万円前後かかります。つぎに墓石代は150万円前後が相場とされています。合計で250万円前後かかるということです。

 

霊園や墓地を利用することを考えると、マンションタイプのお墓は墓石代が不要ですから、大変安いと言えるでしょう。

 

管理費

一般的な霊園や墓地には管理費が必要ですが、マンションタイプのお墓でも管理費は必要です。管理費の一般的な相場は年間で2万円程度です。

 

一般的な霊園や墓地の管理費の相場は年間で1万円程度と言われています。それから比べると割高に感じるかもしれません。

 

ですが、マンションタイプのお墓は掃除などのお手入れなどをする必要はありません。すべて常駐の専門スタッフが行なってくれます。それを考えれば安いと言えるでしょう。

マンションタイプのお墓は現代の生活スタイルに合った方式

以前は一般的なスタイルだった霊園や墓地のお墓。ですが、最近はマンションタイプのお墓が注目を集めています。交通の便や管理面を見ても、現代の生活スタイルに合った方式と言えます。 お墓の購入を考えている方は、ぜひマンションタイプのお墓も選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。