ペットのお墓を自宅に建てるときの注意点や基本的なマナーについて

公開日 : 2020/7/16

更新日 : 2020/9/10

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大切な家族として一緒に過ごしていたペットが亡くなってしまった時、お墓を準備する方も多いです。亡くなっても常に身近にいたい気持ちから自宅に建てる方もいます。自宅にペットのお墓を建てるときの注意点やマナーについてまとめてみました。

公開日 : 2020/7/16

更新日 : 2020/9/10

目次

自宅でペットの供養の仕方について

大切なペットが亡くなり、自宅にお墓を建てて供養する場合、正しいやり方を行わないといけません。そこで、自宅でペットを供養するときのポイントを確認していきましょう。

自宅に庭がある場合

自宅に庭がある方は、ペットのお墓を建てて供養することができます。そこで、どのようなやり方をすれば、正しくお墓を建てることができるのかご紹介します。

埋葬する場所を決めて穴を掘る

自宅の庭のどこにペットのお墓を埋葬するのか、まず場所を考えてみましょう。ペットのお墓のため、人が踏まない場所を選ぶのがおすすめです。一般的に、自宅にペットのお墓を建てる場合は、庭の隅に作ることが多く、水はけのよい場所を選ぶと雨水がたまりにくいです。

 

ペットのお墓を自宅に建てるとき、土葬の場合はどのくらい土を掘らなければいけないか考えることが大切です。深さ1mくらいは最低でも掘る必要があります。火葬の場合は50cm程度でも大丈夫ですが、盛り土が必要です。

 

ペットを土葬するときは、土に戻りやすいようにするため、ペットは綿や絹100%の自然素材のタオルで包むことが大切です。遺骨の場合は、骨壷から取り出して埋葬しないと、骨壺の中が湿気でカビの原因になるため注意しましょう。

墓石の用意をする

ペットを自宅の庭に埋葬した後は、墓石を準備してください。墓石には様々なタイプがあり、自宅インテリア対応タイプなど近年人気があります。墓石を立てなくても、お墓の周りを石で囲んだり、お花の種や苗を植える方も多く、お墓を手作りする方もいます。

 

お墓という場所を示すためにも埋葬場所を明確にする目印をつけるようにしてください。また、ペットでもお墓ですから線香やお花をお供えし、供養する方もいます。宗教の概念が特にペットにはありませんので、供養するという気持ちが大切です。

 

墓石でシンプルなお墓にする予定の方は、墓石の大きさに気を付けましょう。大きすぎると目立ちすぎてしまうため、小さ目のものでペットの名前などを入れて飾るようにしてください。様々なデザインがあり、オーダーメイドも人気ですからチェックしてみてください。

自宅に庭がない場合

ペットのお墓を自宅に建てたくても、東京などではマンションに住んでいることが多く、自宅に庭がない方もいます。そのような場合、どのような方法でお墓を準備することができるのか供養の方法をご紹介します。

ベランダでペットの供養

アパートやマンションに住んでいる方は、自宅に庭がなく自身の所有地ではないためベランダでお花供養することができます。遺骨をパウダー状にすれば、プランターで土と一緒に混ぜてお花を植えて供養することが可能です。綺麗なお花を咲かせることで供養をすることがができます。

 

小鳥やハムスターなど小動物の場合、そのまま土葬する方もいますが、土に戻るまで何年もかかってしまうため、プランターでお花供養をする場合は遺骨をパウダー状にしてから行うのがおすすめです。

 

土葬にする場合は、掘り起こすことがないようにするため、プランターの下の方に埋葬しなくてはいけません。しかし、自宅に庭がなくてもペットのお墓を準備することができるため、住宅事情に合わせて調整してみましょう。

ペットの仏壇を用意する

自宅にペットのお墓を建てることが無理な場合は、室内にペット用の仏壇を用意することができます。骨壺をそのまま収めることができる他、お花やろうそくなどもお供えすることができ、人間と一緒の仏壇のように準備してあげることが可能です。

 

ペット用の仏壇はサイズや素材など様々あります。ミニチュア仏壇タイプ・ボックスタイプ・ステージタイプと大きく分けると3種類あり、そこから素材を厳選していくと自宅のインテリアにも合ったペット用の仏壇を室内に置くことができます。

 

仏壇のため、遺影や位牌などオプションで人間と一緒のような仏壇にすることが可能です。これなら遺骨を土に埋めるより、室内でしっかりと管理することができます。

手元供養にする

自宅にペットのお墓を建てるのが難しい場合、お花供養や仏壇以外に手元供養もあります。火葬した後の骨の一部やすべてを持ち帰り、家に置いておくことができます。常に身近にペットを感じていたい方は、遺骨をパウダー状にしてペンダントやネックレスに入れる方もいます。

 

近年、可愛らしい骨壺もあるため、仏壇を用意しなくても骨壺を室内に置いておき手元供養をする方も増えてきています。人間と同じように仏壇などを必ず用意しなければいけないというわけではありません。

 

自宅で供養することが難しい場合は、ペット霊園ですべての供養を行うことができ、個別墓地や共同墓地を選ぶこともできます。そのため、自分が望む供養の方法を取り入れることができるため、選択してみてください。

自宅にペットのお墓を建てるための費用

自宅にペットのお墓を建てる場合、どのくらいの費用がかかるのか気になる方は多いです。一般的に、ペットの火葬の値段は1万円~5万円程度です。金額に開きがあるのは、ペットの大きさによって火葬の値段が異なります。施設によっても変わるため確認しておきましょう。

 

また、墓石の値段は5,000円~5万円までが相場で、金額の幅は広いです。墓石を国産にすると値段が上がり、好きな文字を加工する分でも高くなるためまずは予算と見積もりを照らし合わせてみましょう。感謝の気持ちを伝えることができる墓石を準備してみてください。

 

自宅にペットのお墓ではなく、仏壇を用意する方の場合、1万円~5万円程度費用がかかります。また、オプションをプラスしていくと高くなります。仏壇の素材によっても値段に開きがあるため、仏壇を比較してから購入することをおすすめします。

自宅にペットのお墓を建てるときの注意点

自宅にペットのお墓を建てる方法はご紹介しましたが、まだまだ注意点があります。そこで、詳しい内容をチェックしてマナーを守りながらお墓を建ててあげてください。

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火葬を行ってからお墓を建てる

小型のペットであれば、土葬でお墓を自宅に建てることが可能ですが、土に戻るまで何年もかかります。そのため、ペットが掘り起こされないように場所や管理にも気を付けなければいけません。持ち家である場合でも、好きな場所にお墓を建てることができるわけではありません。

 

埋葬場所の近くに水道管やガス管が通っていないことを確認することが大切です。また雨水がたまりやすい場所は、遺骨が腐食・腐敗し近隣の住民から苦情が出てしまう可能性もあります。そのため、火葬してから埋葬してあげるとそのトラブルを防ぐことができます。

 

自宅にペットのお墓を建てる場合は、衛生面についても気を付けなくてはいけません。周りの目もありますし、近隣の方を不快にさせないようにお墓のサイズや見栄えも大切になるので気を付けてください。

所有地の確認

ペットのお墓を建てるときは、所有地に気を付けなければいけません。持ち家で庭にペットをお墓を建てる場合は大丈夫ですが、借家などの場合は庭があっても土地の管理人に書面で確認を取らないといけません。

 

持ち家の場合もこの先、引っ越す可能性がないかを考えてからお墓を建てるようにしてください。絶対にこれから先、掘り起こす可能性がないかを考えてから、ペットのお墓をどうするか準備を進めていきましょう。

ペットのお墓はマナーを守って自宅で供養してみよう

自宅にペットのお墓を建てることは大丈夫ですが、建てる際は様々な点に気を付けなければいけません。家族として一緒に過ごしてきたペットですから、身近に感じられるような供養方法を選んでみてください。

 

亡くなったペットの供養は様々な方法があります。住宅事情によってもお墓の準備などが異なってくるため、マナーを守りながら行うようにしましょう。