葬儀で使うハンカチに決まりはある?色や柄の決まりについて解説!

公開日 : 2020/6/21

更新日 : 2020/9/10

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葬儀の際はハンカチがあると便利ですが、守らなくてはいけないマナーがあります。故人を偲んで気持ちよく送り出すためにも、守るべきマナーを身につけておきましょう。マナー違反をして恥ずかしい思いをせずに済みます。急な葬儀であわてないよう、ぜひ参考にしてください。

公開日 : 2020/6/21

更新日 : 2020/9/10

目次

葬儀の際にハンカチは必要か

ハンカチは葬儀の際の必須アイテムといえます。故人との別れを偲んで涙を流したときに、拭くことができるからです。汗をかいたときや喪服についた水を拭く際にも使用可能でしょう。

 

夏の暑い日に喪服を身に着けると、いつも以上に汗をかくのでハンカチは必需品です。雨の日も同様に役立つでしょう。ハンカチを忘れてしまうといざというときに困るので、事前に準備しておくと安心です。

葬儀で使うハンカチについて

葬儀で使うハンカチは、色・柄・素材に決まりがあります。どのような決まりがあるのかみていきましょう。

ハンカチの色に決まりはある?

ハンカチの色は基本的に白か黒を身に着けましょう。故人が最期に白装束を身に着ける習慣があったため、本来は白がよいとされてきました。しかし近年では、喪服の黒色に合わせて、ハンカチも黒が許容されたのです。

 

白か黒のほかに、袱紗に使われる色である紫や淡い水色も使用して問題ありません。反対にマナー違反となる色は赤や緑、青などの原色です。マナー違反の色をしたハンカチを身に着けると、葬儀の雰囲気が悪くなります。

 

故人を気持ちよく送り出すためにも、色には気を遣いましょう。

ハンカチの柄に決まりはある?

派手なデザインのものは葬儀にふさわしくないため、無地が無難です。ただし、ハンカチと同色のワンポイント刺繍や控えめなレースは許容範囲といえるでしょう。シンプルなデザインでも、チェックやストライプは避けるべきです。

 

ほかにラメなどキラキラした柄も避けたほうがよいでしょう。ツヤがあったりキラキラしていたりすると、派手な印象をあたえてしまうからです。

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ハンカチの素材に決まりはある?

ポイントは光沢がないものを選ぶことで、素材は綿と麻がおすすめです。ツヤツヤした素材のものは葬儀にふさわしくないので注意しましょう。夏場など汗をたくさんかく時期はタオル生地のものを使いたくなりますが、葬儀には適しません。

 

タオル生地はカジュアルな印象を与えてしまうからです。綿や麻のハンカチでは吸収性が不安な場合は、タオル生地のものと2枚持ちするとよいでしょう。トイレなど人に見えないところではタオル生地のハンカチを使い、葬儀では綿か麻のものを使います。

 

うまく使い分けてマナー違反にならないよう、注意しましょう。

男女のハンカチの違い

男性と女性が持つハンカチに違いはありません。ベストなのは無地で白か黒のものです。しかしハンカチを購入する際は、女性もののほうが種類が豊富な傾向があります。レースがついていたりワンポイントがあったりして、可愛らしいものが販売されているでしょう。

 

男性のものはシンプルなデザインが多く、種類はあまり豊富ではありません。どうしてもおしゃれなアイテムを持ちたい場合は、ワンポイントがあるものを選ぶなど、工夫をしてください。

子どもがハンカチを持つ場合

子どもが持つハンカチも基本的には大人と同じマナーが適用されますが、大人よりはルールが緩いです。落ち着いた色をしていれば、マナー違反にはならないでしょう。制服を着て葬儀に臨む場合は、制服と同系色の紺や灰色のハンカチがおすすめです。

 

制服のポケットにしまっておけば目立ちません。制服を着る年齢に達していない子どもは、落ち着いた色のハンカチを持ち、洋服のポケットにしまっておきます。ポケットがないのであれば、親が代わりに持っておきましょう。

 

大人よりルールが緩いとはいえ、キャラクターものや派手な色のハンカチはマナーに反します。急遽葬儀が入ったとき慌てないためにも、子ども用のハンカチをきちんと準備しておいてください。

葬儀でのハンカチマナーとは

葬儀で使用するハンカチは男女とも同じですが、ハンカチのマナーは異なります。それぞれのマナーについてご紹介します。

男性のハンカチの持ち方

男性はハンカチをズボンかスーツのポケットに入れておきます。胸ポケットに入れるのは、マナー違反とみなされることがあるので注意が必要です。胸ポケットにハンカチを入れることをポケットチーフと呼びます。

 

海外では葬儀の際ポケットチーフが認められていますが、日本では違います。正式なルールとしては問題ないものの、ルール違反と捉える人がいるのが実情です。故人を送り出す葬儀で嫌な思いをする人がいないように、マナーには気を付けましょう。

女性のハンカチの持ち方

女性は喪服のポケットかバッグの中にハンカチをしまいます。女性の喪服はポケットがついていないケースや、ついていても小さくて何も入れられないことがあるため、バッグに入れておくのが無難です。

 

使わないときはバッグの中にしまっておき、使うときだけ取り出すようにしましょう。和装の場合は袂にハンカチを入れます。袂には数珠も入れておきますが、ハンカチと数珠を同じ袂に入れないようにしましょう。

 

同じ袂に入れると、ハンカチを取り出すときにジャラジャラ音が出てしまう可能性があるからです。

 

葬儀用のハンカチが買える場所

葬儀で使用するハンカチは、マナーが守られていればどんなものを使っても構いません。しかし当日慌てないようにするため、あらかじめ準備しておくと安心です。葬儀で使えるハンカチは100均・コンビニエンスストア・百貨店で買うことができます。

 

それぞれのお店で購入可能なハンカチの特徴についてみていきましょう。

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100均

葬儀用のハンカチは100均で購入可能ですが、選ぶ際には気を付けるべきことがあります。気を付けるべきこととは、葬儀で使えるハンカチとして売られている場合でも、マナー違反になってしまうものが売られている点を理解することです。

 

ポリエステル素材のものは葬儀で使用して構わないものの、100均はコストを抑えて商品が作られるためツヤツヤしているハンカチが存在するのです。100均でハンカチを買うのは、急いでいるときかお金をあまり持ち合わせていないときだけにした方が無難でしょう。

 

コストパフォーマンスが高い点は魅力的ですが、長持ちしないなど難があります。

コンビニエンスストア

コンビニエンスストアでも葬儀で使えるハンカチを販売しています。コンビニエンスストアで売られているものはシンプルなデザインであることが多いため、葬儀でも使えるのです。白か黒の無地のものを選びましょう。

 

利便性が高い点が最大の魅力です。急な葬儀が入った場合でも、コンビニエンスストアなら全国どこにでもあるのですぐにハンカチが手に入ります。ただし店舗によってはハンカチの取り扱いがないこともあるので、よく確認してください。

百貨店

百貨店には冠婚葬祭の専門コーナーがあります。事前に葬儀用の小物や喪服をそろえておくならば、百貨店が一番確実です。専門のコーナーでは商品が豊富なので、ハンカチが数種類販売されていることもあります。

 

販売員が常駐しているため、マナーに関してわからないことがあれば尋ねてみましょう。100均やコンビニエンスストアと比較すると、割高ですが品質は確かです。葬儀用のアイテムが一式そろうので便利といえます。

ハンカチを使う際に気を付けたいこと

ハンカチに関するマナー以外にも、葬儀では気を付けるべきことがあります。特に見落としやすいのはネイルとメイクに関してです。それぞれの注意点をご紹介します。

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ネイル

ハンカチで涙や汗を拭くときにネイルは周囲の人の目につきます。ハンカチでラメが禁止されているのと同様に、キラキラしているラメはネイルでも使わないほうがよいでしょう。ラメのほかにラインストーンもキラキラしているので、葬儀には適しません。

 

一番よいのは何もしていない素爪です。どうしても素爪が嫌な人は淡いピンクやベージュなど、ネイルが目立たない色にしましょう。葬儀当日までにラインストーンを取れなかった場合は、絆創膏で隠す方法があります。

 

派手なネイルを落とし損ねた場合には、手袋を使うという選択肢もあります。ただし手袋をしたまま焼香するのをマナー違反だととらえる人がいるので気を付けてください。正式にはマナー違反ではありませんが、手袋をつけたままの焼香をよく思わない人もいます。

メイク

ネイルと合わせて気を付けたいのがメイクです。ハンカチやネイルをシンプルにするのと同じく、メイクはナチュラルを心がけましょう。すっぴんは避けたほうがよいですが、派手なメイクは好まれません。

 

アイシャドウとリップでラメが入っているものを使うのは避けて、淡い色合いのものを使います。葬儀では涙を流す可能性が高いため、目元のメイクにも気を遣いましょう。特にマスカラとアイライナーには注意が必要です。

 

メイクが落ちて目元が汚れてしまうかもしれないのであれば、マスカラとアイライナーはしなくても構いません、どうしても目元にメイクを施したい場合は、ウォータープルーフのものがおすすめです。

葬儀では忘れずにハンカチを用意しよう

葬儀で使うハンカチは白か黒・無地・綿か麻のものがよいでしょう。マナーを守り、気持ちよく故人を送り出してください。ハンカチそのものだけでなく、ハンカチの持ち方やネイル、メイクにも注意を払う必要があります。