葬儀の支払いは後払い?葬儀にまつわる“お金”の話を解説します

公開日 : 2020/6/26

更新日 : 2020/9/10

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葬儀の費用は決して安くありません。すぐに準備できない場合もあります。葬儀に費用はどのタイミングで支払うものなのでしょうか。具体的な金額と合わせて、支払いはいつまでなのか、分割ができるのかなどについて、徹底的に解説していきます。

公開日 : 2020/6/26

更新日 : 2020/9/10

目次

葬儀の費用

生きとし生けるものの誰もが迎える死、そして人間には、特に日本には通夜と告別式があります。葬儀にかかる費用は決して安くありません。しかし、人一人の人生に幕を下ろし、生き残った者たちが最後の別れを告げ、新たな世界への旅立ちを行う大切な儀式です。

 

とはいえ、安く済ませたい方もいらっしゃるでしょう。自分の葬式を豪勢にするよりも、自分より長生きするであろう家族に使ってほしいと願う方もいらっしゃるでしょう。

 

お葬式の費用は、10-200万円くらいと幅があります。どうして幅があるのか、どのような種類であれば費用が安くなるのか、高くなるのかを一つ一つ丁寧にご説明していきます。葬儀には主に種類が3つあります。

直葬

まずご紹介する葬儀の種類は直葬(ちょくそう)です。直葬は、一番シンプルな葬儀で、一番費用が安いです。直葬にかかる費用は10-30万円が見込まれます。

 

一般的な葬儀の費用から考えると、これはかなり低い金額だという事ができます。一体どうしてでしょうか。それには直送に形式に理由があります。

 

直葬とは、お通夜や告別式をおこなわない形式のことです。つまり、火葬のみを行うというやり方です。

 

お通夜と告別式をおこなわないため、お坊さんへ払うお布施ダイヤ、通夜振舞いにかかる飲食代、お礼状や返礼品の費用がかかりません。そのため、比較的安くなると言えます。

 

また、多くの段取りを必要としないため、葬儀の準備や打ち合わせも必要最低限で済みます。

家族葬

次にご紹介する葬儀の形は家族葬です。家族葬とは、親族や親戚、親しい人たちのみで行う葬儀の形です。比較的小規模な葬儀と言えます。近年では小規模な葬儀の形が流行しています。家族葬は今一番数が増加している葬儀の形と言えます。

 

家族葬と一般の葬儀とが違うのは、規模の点のみです。明確な人数が定まっていないため、費用にも幅が出てきますが、基本的には120-160万円くらいと言えるでしょう。

 

注意が必要なのは、香典を受け取らない場合です。家族葬の場合は香典を受け取らないという選択を選ぶ方が多いです。香典を受け取らない場合は持ち出さなければいけないお金が増えます。しかし、一般的な葬儀よりは費用が抑えられるため、お勧めの葬儀の形です。

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一般的な葬儀

最後にご紹介するのは一般的な葬儀です。家族の方、親戚の方、友人、会社の関連の方など奥の人が参列されるのが一般的な葬儀の形です。葬儀の費用は全て合計すると200万円は見ておいた方が良いでしょう。規模によってはもう少し増えるでしょう。

 

お坊さんに支払うお布施代がもちろんかかりますし、規模が大きい分通夜振舞いの飲食代も高くつきます。多くの人数を入れられる会場にしないといけないため、そもそもの会場費が他よりも高くなる傾向もあります。

 

しかし、一般的な葬儀では香典をもらう方が主流と言えます。香典で葬儀の費用をいくらか補填できるため、家族葬と80-100万円などの大きい差が生まれることはあまりありません。

葬儀のお金は後払い?

さて、次に見ていくのは葬儀の費用を支払うタイミングです。葬儀の支払いは事前に支払うのでしょうか、当日でしょうか、後日でしょうか。

 

結論から申し上げると、葬儀のお金は後払いが一般的です。葬儀の費用は、通夜振舞いの飲食代など、未確定な要素が存在します。また、費用が確定している場合もありますが、葬儀は急に行われることもあります。葬儀の費用は後払いです。

 

また、後払いの期間についてですが、葬儀当日から一週間-十日間以内に支払いを求められるケースがほとんどです。葬儀の費用の中でも、後払いではなく当日に求められるものもあります。それについては後ほど解説します。

前払いになる場合

まだまだ例は少ないですが、前払いで葬儀を予約しておくというスタイルも存在しています。家族に負担をかけたくないという方が、自分で自分のお葬式を予約し、プランを考え、お金を収めるという形です。

 

現在存在する前払いのシステムは、シンプルな葬儀のものが多いため、10万円に満たないプランも多くあります。死後その人の銀行口座は凍結される場合がありますが、それにより葬儀費用が払えないというトラブルも防ぐ事ができます。

 

発展途上の形ではありますが、これから増えていく事が予想されます。お葬式は、お得かどうかで決めるものではないですが、事前予約、事前支払いの葬儀はそれ以外のメリットがあります。提示されているプランをきちんと検討して、選択肢に入れてみても良いでしょう。

お坊さんへのお布施

この項では、お坊さんに支払うお布施についてお話しします。

 

葬儀の費用は後払いであるということをご紹介しましたが、お坊さんに支払うお布施は別になります。会場費や飲食代は、葬儀会社・葬儀会場に支払うお金です。こちらは支払いが後日になっても対応ができます。しかしお坊さんは別です。

 

お坊さんへのお布施は、葬儀の当日に渡します。お通夜でお坊さんにお経などを読んでもらう前に、挨拶のタイミングで、現金でお渡しします。お通夜と告別式の両方で読んでもらう事が多いため、包む金額は20-30万円ほどが一般的です。

葬儀の費用の支払い方法

葬儀の支払いが後払いである事がわかりました。それではここからは、葬儀の費用の支払い方法について見ていきます。

 

葬儀の費用は支払い方がいくつかあります。現金なのか、カードなのか、分割で払うのか。それぞれの支払い方法について具に見ていくことにしましょう。

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現金

最も一般的な葬儀の費用の支払い方法は現金です。

 

基本的には現金で、一括で、支払うというのがスタンダードとなっています。現金で支払う場合は手渡しか振り込みか2種類に分かれますが、これは葬儀会社によって違うようです。また自分で選べる場合もあるので自分のやりやすい方法を選びましょう。

 

かなり多量の現金が必要となります。ATMで引き出せる金額でない事がほとんどのため、事前に計画を立てて現金を用意しましょう。 ATMでは1日50万円までしか引き出せない場合が多いです。

 

銀行の窓口に行って、引き出してもらうか、何日かに分けて引き出す作業が必要となります。

クレジットカード

次にご紹介する葬儀の費用の支払い方法はクレジットカードです。近年どんどん広がりを見せています。現金の場合は一括がほとんどですが、クレジットカードでは分割払いやリボ払いを選ぶ事ができます。

 

クレジットカード社との契約によりますが、分割払いやリボ払いには利息がかかります。一括で支払えない場合は分割やリボルビング払いを選ぶしかありませんが、ボーナス払いや繰上げ返済を行うなどして、できるだけ利息を減らすように心がけましょう。

 

リボルビング払いは元金がなかなか減らないため注意が必要です。

葬儀ローン

最後にご紹介する葬儀費用の支払い方法は、葬儀ローンを使うやり方です。こちらもローンですから何度かに分けて費用を支払う方法ですが、クレジットカードの分割払いとは違います。

 

葬儀ローンには審査があります。クレジットカード会社などに登録されているあなたの信用情報によって通るか通らないかが決まります。

 

葬儀ローンはカードローンやクレジットのキャッシングよりは利息が低く設定されていますが、もちろん利息の分実際の費用よりも高くつきます。きちんと返済計画を立てる事が必要です。

葬儀の費用が払えない場合

葬儀の準備を前々からしている場合や、資産が多くある時もありますが、死が突然襲ってくる時もあります。

 

若いうちに不幸にも亡くなってしまい、貯金がない場合、身寄りがあまりいない場合、葬儀の費用が準備できないこともあるでしょう。そんな時はどうすれば良いのでしょうか。解決方法を二つお話しします。

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プランの見直し

まず考えられるのはプランを見直すことです。規模を小さくしたり、直葬という方法をとったり、葬儀会社の方はプロですから、相談をすれば適切なプランを提示してくれるでしょう。

 

もちろん葬儀はその故人にとって一度きりです。安くしたい、節約したいという思いだけでプランを組み立てられるものでもありません。そこで、次にお話しする選択肢がでてきます。

給付金

国や自治体には、死亡一時金という制度があります。国民健康保険についているもので、一定の条件を満たせば、給付金がもらえます。また、埋葬料として5万円が支給される社会保険もあります。これらは申請をしないと支給されないため、知っておくという事が重要です。

計画を立てて、葬儀のお金を準備しよう

葬儀にまつわるお金の話を行なってきました。お葬式はその人にとって一生に一度であり、人生で最後の冠婚葬祭です。予算の範囲内で、お気持ちに添うものにしたいです。

 

葬儀の種類や支払い方法を考える事で、その人にあった葬儀プラン、費用にする事ができます。知らないとできないこともあります。死亡一時金などの制度はお金が必要な方はぜひ活用するべきです。

 

計画を立てて、葬儀のお金で悩むことなく、しめやかな葬儀をとり行いたいです。