線香や贈答に関してのマナーについての注意点を解説

公開日 : 2020/5/10

更新日 : 2020/10/23

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葬儀や告別式で渡す香典は、もともと、現金を包むものではなく、お香や線香を送ることだったと言われています。線香を贈答する時の、のし紙や書き方のマナーや線香の選び方のポイントについて具体的に解説していきますので参考にしてください。

公開日 : 2020/5/10

更新日 : 2020/10/23

目次

線香と贈答 とは?

香典の代わりにお線香を贈答用として贈る時がありますがそもそも贈答用線香はどのようなものなのか皆さんはお分かりでしょうか?一口に線香と言っても、様々な種類があります。

 

行事の度に使用する線香が違ったりと、作法などに関係してくる場合もあるので、しっり確認することをおすすめします。また最近では、香りのしない線香など機能性にも優れたタイプものもあり、バリエーションが増え続けています

 

きっと購入される際には迷われることでしょう。そこで今回は、線香の種類、線香を送る際の注意点、一周忌などの仏事のタイミングで何を送ればいいいのか、また宗教によって違ってくる作法などを紹介してきます。

 

後半には、贈答用の線香を購入できる仏具店などを紹介しているので、是非最後までご覧ください。この記事をしっかりと読んで、大人としてのマナーや常識を身につけておきましょう。

贈答品や線香についての意味合いを解説

贈り物として線香を送る場合があります。告別式やお通夜、一周忌の時に(御霊前)(香典)として現金を包んでお渡しする時がありますよね。昔は現金(香典)ではなくお線香を贈ることで故人を偲んでいたそうです。

 

贈答用線香は、故人を偲ぶ気持ちを込めることができる贈り物です。蝋燭、お花、ご飯、水、お香の5つのお供えは、五供と言われており、お供えの基本であるとされています。中でもお香を焚く行為は、仏様やご先祖様に香りを楽しんでいただくという意味合いがあります。

 

 

お葬式や法事が遠方のため参列できない

法事や葬儀などのご供養にお線香を贈ることは、日本の歴史の中で伝えられてきた伝統行事です。気持ちや心をしっかり伝えるためにお線香ギフトを贈ることをおすすめします。

 

また、近年は家族葬のため香典を辞退されることが多くなってきているのが現状です。そこで代わりにお線香を贈ることが増えてきています。また、葬儀や通夜が簡素化されてきており、日持ちしないものを持っていくと心配という方にもお線香が選ばれています。

御香典とは何か?

「御香典」とは、「これでお香をお供えください」という気持ちを表現する現金のことをいいます。仏事における本来の弔意は、お線香をお供えしてお悔みの気持ちをかたちにすることを意味します。

 

遠方で直接お伺いできない場合や、御香典を辞退される方には 気持ちを伝えるご家族宛に心を込めたお手紙を添えたお線香をお贈りすると、故人を偲ぶ哀悼の気持ちがしっかりと伝わります。

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線香は仏様の御馳走!

香とは、インドから中国を経て、仏教伝来と共に日本へ渡ってきました。仏前の供養は基本として「香・灯・華」の3つとされています。香=お線香やお焼香、灯=ローソク、華=仏花です。

 

「香を聞くを以て佛食と為す」と説く経典からわかるように、「香は仏様のご馳走」と言われています。仏教では、自らの心身を浄め、仏に香りを捧げることが慣しになっています。

贈る線香の種類

線香には大きく分けて杉線香と匂い線香の2種類の線香があります。それぞれの線香を解説していきます。

杉線香

杉線香は杉の葉を原材料として使用しています。杉の香りがする煙が多い線香です。一般的にはお墓参り用の線香として使用されることが多いです。三か月乾燥させた杉の葉を粉末にしてお湯と海苔を加えて練り洗浄に成形、乾燥させたものです。

 

香木や香料を使用した線香と比較して香は劣りますが安価に製造出来る点とヤニにより大量の煙が発生するので外や墓参りなどの宗教的な慣例で煙を浴びるようなことで使用することが多くなっています。

匂い線香

匂い線香は、タブの木の樹皮を粉末にしたものをベースとして、様々な線木や香料を配合して作られています。現在は広く家庭や寺院でい使用されている線香です。外箱の体裁で進物用線香と家庭用線香に分けられます。

 

長さの種類もいろいろあります。14cmの短寸、16cmの中寸、25cmの長寸、33cmの大燻香、40cmの大官香、45cmの小天香、55cmの中天香、80cmの大天香があります。長さが違う線香は意味があります。

 

一つの例を上げると、香炉の両脇に日本の線香が立ち、それに挟まれて真ん中に長い線香が立っている状態の線香を(迎え線香)と呼びます。法要の時に両脇に迎え線香を立てて真ん中に仏様用のお線香を奉ずるやり方があります。

様々な香の香木や香料を配合された香木がある

線香の香木は香木自体の香や煙と香料を配合した香木の違いにより贈答する先の捉え方が違ってきます。贈答する時の香木の特徴と選び方を説明します。

白檀

優美な香として有名白檀は、仏壇へのお供えだけではなく、法要、法事などにもおすすめです。白檀の香は高貴で仏様のイメージを持つとされているので様々な仏事で使われ、お寺で使用されることが多い香木です。

 

伽羅

伽羅は、贈答用のお線香として人気の高い香木で葬儀へ参加できなかった際の贈答品としても失礼のない品物です。伽羅の香は幽玄な香とも呼ばれており、故人への贈り物としてこの香木を選ぶ方も多いです。

 

また、アロマのお香として香りを楽しむ方も多いので来客の多いご家庭にもお勧めです。

沈香

甘い香りが苦手な方は、線香の香に近い沈香がおすすめです。香は(甘、酸、辛、苦、しお)の五味で表現できるといわれています。落ち着きのある香が特徴になっています。白檀や伽羅のような甘い香りよりもしっとりとした香を漂わせたい時におすすめです。

バラや桜、ラベンダーなど

花の香がする線香は、故人が好きだったお花の香りでお供えしたい方におすすめです。梅や桜、バラ、ラベンダーなど種類が豊富でいくつかの花のアロマがブレンドされたタイプも人気があります。色々な花の香りを詰め合わせたセットもあるので贈答品にも喜ばれます。

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線香以外のお香・お焼香など

お焼香のお作法も、宗派により違います。線香以外に仏事で使われるお香やお焼香には、次のようなものがあります。種類ごとに違った特徴があるのでしっかり確認しておくようにしましょう。

お焼香

香木などの天然香料を細かく刻んで調合したお香です。使用する香木や香料の数によって、五種香、十種香などと呼ばれています。仏前で、直接炭火の上におきましょう。

抹香

とても細かい粉末のお香で、長時間燻らせておくお寺の常香盤や密教用具の火舎香炉などに使われています。

塗香

抹香よりも細かい粉末で、最も粒子の細かいお香です。塗香は片栗粉のように滑らかで、俗にに清め香ともいわれています。主に密教寺院などで本尊に供えたり、少量を手や身体に塗って心身を清めるために使われます。

渦巻き香

「渦巻き香」は線香の種類の一つです。直線ではなく渦巻きの形で長時間焚くことができるお線香です。仏事では故人の枕元に香煙をたやさないようにする目的で焚かれています。

贈答用の線香の選び方

贈答用の線香を選ぶときは線香の種類や相手の環境を考える必要があります。具体的に解説しましょう。

相手の住まい状況を確認する

線香を贈答する時は、贈る先の住まい環境をしっかり確認する必要があります。相手が共同住宅の場合線香の香や煙の多い線香は隣人からのクレームが入る恐れがあります。せっかく贈った線香によってその方にご迷惑をかけることになったら意味がありません。

 

また、故人が好きな香や煙ならいいのですが故人の好きな香が分からない場合こちらがいいと思った香木を贈たら相手の親族が好まない香りだった場合もこちらの印象が悪くなることもあるので注意が必要です。

 

住まい環境を確認し故人の好みの香が分からなければ煙が少なく香も大人しい香木を選びましょう。

相手の宗派を確認する【線香の本数など】

贈答用でお線香を贈る場合は、一般的な贈答用線香を贈ることがあると思いますが実は、宗教ごとに正しいお線香の挙げかたがあるのです。相手の宗教を把握してその宗教に合った線香を贈答することが大切です。

浄土宗真宗

浄土真宗は1本のお線香を香炉の大きさに合わせて2つまたは3つに折ります。火をつけた後、手であおいで火を消して横に寝かせて供える寝線香が作法です。寝線香は、線香を横に寝かせて香炉に入れるためなので2つに折っても3つに折っても決まりはありません。

浄土宗

浄土宗は、1本のお線香を線香立ての真ん中に立てることが多いです。また、お線香を2つに折って寝かせる寝線香の置き方をする方もおります。どちらの置き方も浄土宗では問題なく行える作法です。

曹洞宗、日蓮宗、臨済宗

曹洞宗や日蓮宗、臨済宗などは基本的にお線香は1本を折らないで線香立ての真ん中に立てます。火が付いたら左手で仰いで火を消して供えます。ただ、日蓮宗は3本のお線香を立てることもできるので3本の場合は、奥に2本、手前に1本が来るようにします。

真言宗、天台宗

真言宗や天台宗はお焼香は3回、お線香も3本というように3という数字に意味合いを持ちます。3本を折らずに1本を自分が座っている手前側に残りの2本を仏壇側に立てます。線香立ての中で逆三角形の形になるうようにします。

 

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煙の量にも好みがある

お線香は、煙が出ます。最近ではマンション事情により、部屋中に煙が出てしまうと迷惑をかけるといった場合があります。そのような方々には香りの出ない線香がおすすめです。贈る時に、少し気を配ってあげることで、ご遺族の方にご迷惑にならないことがあるのです。

家庭用線香と進物用線香

家庭用の線香は、家族が線香の香や煙を感じればいいので家族が好きな香を選べばいいでしょう。最近は、家事が心配な方がいるのでLED線香が増えてきました。香や煙が出たり、電池式だったりとタイプが増えてきました。

 

進物用線香は、自分が好きな香や煙の出方を単純に贈るわけにはいきません。相手側の住まい環境によってあまり煙がでない香木や香を抑えた香木を選ぶ必要があります。また、故人が好きだった香木ならいいのですがそれ以外ならば高貴な香がする線香を選ぶことが大切です。

 

 

線香は機能で選ぼう

お線香は、長さも選ぶことができるものがあります。火事や火の始末を考えると、短いものや時間が決まっている物を選ぶと喜ばれるケースがあります。また、半分に折れるように、折り目が入っている物もあります。贈る相手がどのような生活スタイルなのかを考えて贈ると良いでしょう。

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線香は色で選ぼう

単純に原料だけを混ぜ合わせると茶色系の色になります。現在は染色の技術が進んだのでどんな色でもつけられるようになりました。贈る際に、特に決まりはありませんので、好みで選ばれると良いでしょう。

香りの好みがあるので事前調査をする

香木を使ったお線香ギフトは、香りの種類が豊富にあります。遺族の方にとって良い香りもあれば、好きでない香りもあるでしょう。事前調査をして予めお聞きするなどされる方が良い場合があります。無難な香りのお線香ギフトもあります。

線香を送っていい相手なのか?

気持ちを込めて贈る線香ですが、相手の方は果たして線香を使う方なのか?確認が必要です。無宗教の場合でも、葬式や供養の時には代々伝わる宗教のならわしに沿って取り行う事場合もあります。キリスト教や神教では線香は使いませんので注意しましょう。

 

線香を贈っても大丈夫な相手なら、これから紹介していくポイントに気をつけながら選ぶとたいへん喜んで頂けることでしょう。

線香を贈答する時の贈り方

線香を贈答する時のポイントを説明します。間違えたり忘れたりしないようしっかり理解しておいてください。

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表書きの注意点【のし紙・手紙の書き方】

贈答用で贈る場合に(御霊前)(御仏前)と書くことがあります。両方とも不祝儀袋の表書きですがそれぞれ意味合いが違います。(御霊前)は、死者を敬って霊前を丁重にという言葉。霊前に供える品物に書き記す言葉です。

 

(御仏前)は、仏前を丁重にという言葉です。仏前に供える品物に書き記す言葉です。一般的に仏教では、四十九日法要までは御霊前。五十日目以降の百箇日法要や年忌法要は御仏前書きにします。

 

この書き方を間違えるとご遺族に大変失礼になりマナー違反ですのでしっかり確認してから書くようにしましょう。また、包装紙で線香を包む際にも細かい決まりがあり、慶事用は右から開く様に包み、仏事用は左から開く様に包みます。

送るタイミング

(慶事用に贈る)。ご結婚される相手方へご訪問された際には、ご両親への挨拶後タイミングを見計らって仏壇へお参りをしてその際にお仏壇の前に持参したお線香をお供えします。ご先祖様にこの良き日を迎えられた事への感謝の気持をこめましょう

 

(仏事用に贈る)。線香を贈答する時を考えた時、ほとんどは、親戚や付き合いのあった方やそのご家族の葬儀や法要の仏事用に贈答することが多いです。故人への気持ちをこめたお線香を贈りましょう。

 

(喪中はがきを受け取った時)。喪中はがきを貰った後、返事を出せなかったりして年賀状を出さないくらい程度にしか気を遣わない時はあります。そんな時にお悔みの気持ちを込めて喪中の見舞いの進物用線香を贈ると良いでしょう。

贈答用の線香を送るときの注意点

線香の種類は豊富にありますが、贈答用線香として家庭用のお線香を贈るのは失礼にあたります。スーパーなどで購入することができる家庭用のお線香ではなく、箱に収められている進物用のお線香を送るようにしましょう。

 

どんな物を贈ったらよいのか分からないという方は、仏具店や百貨店での購入がおすすめです。専門の店員さんに予算などの相談して購入することができます。

どこで買う?線香を取り扱っているおすすめの仏具店

みなさんは線香をどこで購入されていますか?意外とどこにでも売っているので、そこまでこだわることはないのではないでしょうか?しかし、老舗の仏具店には伝統製法で作られたこだわりの線香がたくさんあります。ここでは高品質な線香を購入することができる仏具店を紹介してきます。

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高級線香の「鳩居堂」

鳩居堂は、1663年に共闘寺町の本能寺前に創業しました、老舗の仏具店です。お線香に関しても独自の製法で作った高級線香を販売しており、煙の少ないタイプのお線香が人気のようです。

天然香料の線香がおすすめ「松栄堂」

松栄堂は、宝永2年(1705年)に京都で創業した伝統ある仏具店です。繊細な香りを手作りの伝統手法で作り続けています。世界各国から集められた天然香料で作られていますので、香りにこだわる方におすすめです。

種類が豊富な「日本香堂」

日本香堂は、天正年間創業430年の歴史のある老舗です。贈答用線香の種類も豊富で、香りや煙などの好みや予算に合わせて選ぶことができるのでおすすめです。

初盆に送る線香ギフト【初盆とは?】

故人が初盆を迎える時にも線香ギフトは、大変よい贈答ギフトになります。仏前として贈ることもあれば、手渡し、またはお返しされる場合もあるでしょう。ここではその際に注意するべき点を紹介していきます。

 

宗派により異なりますが、基本的には「忌明け」が関係しています。例えば、昨年のお盆明けに亡くなられた場合は、今年が初盆になります。今年亡くなられた方が、49日の忌明け前にお盆時期を迎えた場合は、来年が初盆となります。

 

お盆に贈る場合は、掛け紙の表書きを「初盆見舞い」「新盆見舞い」と書きましょう。初盆の時期を間違えて、お線香ギフトを贈らないように注意することが大切です。

贈答する時のマナーを覚える

線香の種類や贈答する際のマナーやポイントを解説しました。親族に贈るものなので相手に失礼がないようにすることが大切です。分からない時には必ず十分に調べて行うようにしましょう。