【孫は四十九日の香典をいくら包むべき?】香典の相場やマナー

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2020/9/10

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四十九日はとても大切な法要ですが、孫が参加する場合には香典をいくらくらい包むのが良いのでしょうか?親族や故人と親交の深かった友人なども来られる場合もあるので、失礼の無いように用意するものです。今回は孫が持参する四十九日の香典について詳しくまとめています。

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2020/9/10

目次

孫が用意する四十九日の香典について

四十九日の法要には親族や故人と親交の深かった友人なども参加される場合があります。四十九日の法要に参加する場合には香典を持参するのがマナーですが、孫の場合にはどのくらいの金額が良いのでしょうか?今回は、孫が用意する四十九日の香典について詳しく解説しています。

そもそも四十九日とは?

四十九日とは故人が亡くなられてから49日目の事で僧侶を呼んで法要が行われます。仏教の場合、亡くなられた方の魂は亡くなってから初七日以降の7日ごとに裁きが行われて49日目に最終的に決まります。

 

その為、49日には故人が極楽浄土にいけるように供養として法要が行われます。また、遺族は49日で忌明けとなるので遺族にとっても大切な意味のある法要です。故人の孫が四十九日の法要に参加する場合の香典について詳しく見てみましょう。

四十九日の法要に参加する場合の香典の相場

四十九日の法要に参加する場合、香典の金額はどの程度にしたら良いのでしょうか?香典の金額は故人との関係性や生前の付き合いによって変わります。孫の場合の香典の相場について確認しましょう。他の親族の場合などについても併せて紹介していますので見てみましょう。

故人の孫や孫夫婦の香典の相場

故人の孫の場合の相場は、孫が20代であれば3000円~1万円、30代以降の場合は3000円~3万円が一般的です。孫夫婦で参加する場合には20代以降は5000円~3万円程度は包みましょう。また、どの立場の方でも会食がある場合は1万円程度多めに包みます

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父や母・兄弟・姉妹の場合の香典の相場

故人が自分の実の父親や母親または配偶者の父親、母親の場合は血縁関係も濃いので多めの金額を包みます。自身が20代や30代の場合は1万円~5万円、40代以降は1万円~10万円が相場です。喪主を務める場合には香典の用意は必要ありません。

 

故人が兄弟や姉妹の場合は、自身が20代や30代の場合は1万円~3万円、40代以降は1万円~5万円が一般的です。このように年齢によってかなり差が開きます。自身の父や母の香典と義父や義母の香典の額に差が出ると後でトラブルになるので注意しましょう。

叔父や叔母、その他の親戚の場合の香典の相場

故人が叔父や叔母の場合は自身が20代で3千円~1万円・30代で5千円~2万円・40代以上の方で5千円~3万円というのが相場です。いとこやはとこなどのその他の親戚の場合は20代の場合は3000円~1万円・30代以降の場合は5000円~1万円です。

友人の場合の香典の相場

故人が友人の場合は、親族ではないので香典の額を多く包まなくても良いです。相場としては、自身が20代の場合は2000円~5000円・30代以降は3000円~1万円です。これ以上包んでしまうと遺族も気を遣うのと香典返しに負担がかかるので注意しましょう。

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夫婦で参列する場合の香典の相場

夫婦で参列する場合の香典の相場は1人分が1万円円~1万5千円の時には、2人分では2万円~3万円を包みます。故人と夫婦共に親しくしていた場合には夫婦で四十九日の法要に参加する事も多いです。その場合には、どちらか1人の金額の倍を包みましょう。


その際に、金額の数字「4や9」という縁起の悪い数字にならないようにしましょう。これらは「死や苦しみ」という言葉を思い浮かべる言葉なので避けるようにしましょう。また、端数が出ないように包みましょう。

香典を用意する時の注意点

四十九日の香典を用意する時には香典袋をどれにするのかや、表書きや名前、中袋の書き方など様々な部分に注意して準備しなくてはいけません。それぞれ失礼のないようにマナーを確認しておきましょう。

四十九日の香典袋の選び方

四十九日の香典袋は、仏式の場合は「御仏前や御香料、御供物料」と書かれているものに黒白か双銀の水引を選びます。関西地方では水引の色が黄白を使用する事もあります。また、蓮の花のデザインの袋も使用できます。

 

神道の場合は「御神前や御榊料、御玉串料」などと書かれたものに黒白か双銀の水引のものを選びます。キリスト教の場合は、白い封筒か十字架や白いユリのデザインの袋も使用できます。表書きが書かれていない場合もあるので自身で記入します。

 

また、香典袋の水引は金額に合ったものを選びます。もし、中に包む金額が5千円以下の場合には、水引が印刷されているものを使用します。中身の金額と袋が合っていないと相手に失礼なので注意しましょう。

四十九日の香典の墨の色

四十九日では墨の色はどうしたら良いのでしょうか?葬儀やお通夜では故人が泣くななり悲しい事を表現する為に薄墨を使用しますが、四十九日は故人が成仏した節目にあたるので濃い墨を使用します。

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四十九日の香典の表書きについて

香典の表書きは宗教によって違いがあります。宗教を事前に確認しておき注意して書きましょう。仏式や神式、キリスト教式の場合の香典の表書きについて詳しく見てみましょう。宗教によっては香典袋がすぐに用意できない場合もあるので早目に準備しましょう。

仏式の場合の表書き

仏式の場合の香典袋の表書きは「御仏前」と書く事が多いです。葬儀では御霊前と書きますが故人の霊が四十九日を迎えて仏様になる為、四十九日では御仏前に変わります。仏教の宗派が不明な場合は「御香料や御供物料」が使用される場合も多いです。

神式の場合の表書き

神式の場合は四十九日ではなく五十日祭が行われます。五十日に故人の霊が家を守る守護神になると考えられています。香典の表書きは「御神前」と書かれる事が多いです。他には玉串やお供え物の費用として「御玉串料や御供物料」も使用されます。

キリスト教式の香典の表書き

キリスト教の場合、故人の霊は天国で生まれ変わるとされていて49日というものはありません。ですが、故人が亡くなられてから1カ月目の日曜日に礼拝を行います。カトリックの場合は「昇天ミサ」でプロテスタントの場合は「昇天記念礼拝」です。

 

キリスト教式の礼拝で用意する香典袋の表書きには「お花料や御供物料」がよく使用されます。キリスト教でもカトリックの場合には「御ミサ料」という言葉もよく使用されていてカトリック限定の言葉です。

名前や中袋の書き方

香典を包んだ方の名前を表書きの下に書きます。夫婦連名で香典を用意する場合には夫の氏名を書いた左に妻の下の名前だけを記入します。中袋がある袋の場合には金額を中袋の表面に縦書きで書きます。


3万円の場合には「金参萬圓」というように難しい漢数字で書くのがマナーです。中袋の裏面の左側に住所と氏名を縦書きで書きます。その際、郵便番号や電話番号も記入しておくと香典返しをする時に親切です。

 

孫が四十九日の香典を持参する時もマナーに注意する

孫が四十九日の法要に参加する場合に香典は持参しなくても構わないわけではなく、必ず持参するのがマナーです。その時に香典袋や表書きなどにも注意して失礼の無いように準備する事が大切です。